...抽象的なる「自己」に執する心は...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...宗教的信仰に次いで人々が最も頑固に固執するのは医術的信心であって...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その精神は飜訳出来ないのだと固執する...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...かような考慮なしに単に国粋主義を固執するのはむしろはなはだ危険な思想的傾向であるとせねばならないであろう...
石原純 「日本文化と科学的思想」
...もつと物に執する心持を捨てなければなるまいて...
種田山頭火 「其中日記」
...あえて固執するつもりはないのだ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...それを固執するものがあって...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...それは一種の現象主義を固執するのである...
戸坂潤 「技術の哲学」
...そういう不充分な段階から抜け出ることを欲せずあくまでその段階に固執する場合に...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...実例という古めかしい理論に固執するならば...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...彼女はあくまで金の問題を固執するのです...
浜尾四郎 「死者の権利」
...此故に善に執する者は二氏の行動を追及して社会の風紀を紊乱する者なりと云ふ...
正岡容 「大正東京錦絵」
...いかなる抗体の中を落下しようとも同じことだと固執するのと同じである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...だから民藝に執する者は...
柳宗悦 「改めて民藝について」
...知に執するなら新たな愚ではないか...
柳宗悦 「工藝の道」
...無造作に執するなら...
柳宗悦 「民藝四十年」
...大義に執する余り矯激にわたる弊のあることを知っていた...
山本周五郎 「新潮記」
...従って神秘的認識に執する禅宗にあっては...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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