...昨日(きのふ)杖を此城頭に曳いて...
石川啄木 「葬列」
...嘗て彼が不來方城頭(こずかたじやうとう)に跪いて何か呟やき乍ら天の一方を拜んで居た事や...
石川啄木 「葬列」
...城頭のやぐらに登って...
吉川英治 「上杉謙信」
...顧(かえり)みれば安土の城頭の巍然(ぎぜん)たる金碧(こんぺき)もまさに天下布武(ふぶ)そのままの偉観(いかん)ではあったが...
吉川英治 「黒田如水」
...城頭の余燼まだ煙る空に...
吉川英治 「三国志」
...城頭にはもう敵の旌旗(せいき)が翩翻(へんぽん)とみえる...
吉川英治 「三国志」
...八怪しんで、周瑜が、「城頭に立つは、何者か」と、壕ぎわから大音にいうと、先も大音に、「常山の趙雲(ちょううん)子龍、孔明の下知をうけて、すでにこの城を占領せり...
吉川英治 「三国志」
...城頭のいただきから...
吉川英治 「三国志」
...城頭の旗に反信長をあきらかとしていながら...
吉川英治 「新書太閤記」
...城頭を仰ぎあった...
吉川英治 「新書太閤記」
...城頭から見送っていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...折ふし城頭で吹く一番貝の音が城内城下へ流れていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...位置をかえて、城頭から望めば、駸々(しんしん)と迫って来る兵馬の奔流と、千瓢(せんぴょう)の馬印(うまじるし)は、さらに、手に取るように見えているはずである...
吉川英治 「新書太閤記」
...あれは佐々の旗じるしではないか?」城頭高くひるがえる旌旗(せいき)を見て...
吉川英治 「新書太閤記」
...それは一道(どう)の奔(はし)る炎となって城頭城門へ燃えついたが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...からくも城頭に立って指揮している――「お奉行っ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...炎々たる城頭の火柱(ひばしら)は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...北京城頭の三層楼(そうろう)にあがった炎は...
吉川英治 「新・水滸伝」
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