...寄せ手が静まれば籠城方も変に静まり返っている...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...寄手(よせて)が城方の腹をさぐりつゝある間、城方は又、勝ち誇っていた包囲軍が急に攻撃をゆるめた理由が分らないので、同じように気味悪がった...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...すべて城方の参謀...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...城方の計は図に中(あた)ったといえよう...
吉川英治 「上杉謙信」
...――まして城方に比しては手薄(てうす)なところ...
吉川英治 「黒田如水」
...城方が出て戦わぬに気を悩まし...
吉川英治 「三国志」
...これへ臨む前に、陽(べんよう)にも、陽平(ようへい)にも、石城方面へも、軍をわけて、自身はその中軍だけを率いてきたからである...
吉川英治 「三国志」
...その勤祥は、城方の守将、昭(かくしょう)とは、もともと同郷の友であったと、自ら名乗り出て、孔明に献言した...
吉川英治 「三国志」
...城方(しろかた)の人々も...
吉川英治 「新書太閤記」
...黙然と、城方の面々は、かしらを少し下げた...
吉川英治 「新書太閤記」
...城方へ信じさせるにありますが」信忠は...
吉川英治 「新書太閤記」
...先頭に立っていた城方の部将は足をすくめたが...
吉川英治 「新書太閤記」
...城方の将士は、力尽きて、その中へ追い込まれたが、つけ入る明智の兵を、せつなに断つため、どんと咄嗟(とっさ)に鉄扉(てっぴ)を閉めたのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...これは城方の老巧が...
吉川英治 「新書太閤記」
...今日の城方といえ...
吉川英治 「新書太閤記」
...その日は城方の真田...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...どこへ行く」「城方の使いであろうが」わしは...
吉川英治 「茶漬三略」
...籠城方の死傷二百二十五名というような...
吉川英治 「日本名婦伝」
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