...二人の身をも埋むる許り...
石川啄木 「葬列」
...腰を埋む時に到りて...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...今渡つた小川の板橋から此門に來るまでの徑も草鞋を埋むるほどの雪があつたし...
高濱虚子 「俳諧師」
...また一面には学者と世俗との間に存する誤解の溝渠(みぞ)を埋むる端緒ともなさんとするものなり...
寺田寅彦 「自然現象の予報」
... 10*サーモス・トレーイキエーの緑埋むる高き嶺...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...戰歿のわが同僚を埋むべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...紅埋む夕霞緑糸よる玉柳深山の奧に君を見れば武陵の里もこゝなりき...
土井晩翠 「天地有情」
...身を埋むる四方の石壁のうちにあって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...此等のカッフェーの光景と給仕女の評判記に至っては現代の雑誌新聞の紙面を埋むる好資料である...
永井荷風 「申訳」
...墓地に至り棺を埋むるとき...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...便所の嫌いなく満堂国花をもって埋むべし...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...埋むとは言ひ得ぬなり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...埋むとまで形容して俗ならしめざる処...
正岡子規 「俳人蕪村」
...安井三尺草頭(かしら)を埋む」などと冷やかされた...
森鴎外 「安井夫人」
...九十九にして一本残りたればこの塚に埋む...
柳田國男 「地名の研究」
......
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...満地を埋むるごとき軍隊と...
吉川英治 「三国志」
...洛陽を人と弔旗(ちょうき)に埋むるの大葬を執り行って...
吉川英治 「三国志」
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