...すると、坊やは、まっ黒なとばりのほうを指さして、言いました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「お墓の中の坊や」
...坊や」と呼び呼びした...
飯田蛇笏 「秋風」
...十一「ああ、」「あのね、私は何も新しい衣物(きもの)なんか欲(ほし)いとは思わないし、坊やも、お菓子も用(い)らないから、お前さん、どうぞ、お婿さんになってくれる気なら、船頭はよして、何ぞ他(ほか)の商売にしておくれな、姉(ねえ)さん、お願いだがどうだろうね...
泉鏡花 「海異記」
...姉が雑巾がけに来て「坊やはねえやが居なくても姉さんが可愛がってあげるからね」と云ったら「ねえやなんか居なくたってえいや」と云ってたけれど...
伊藤左千夫 「守の家」
...「さあ坊や...
海野十三 「海底大陸」
...この坊や、よっぽど頭がどうかしてるぜ...
海野十三 「一坪館」
...坊や」「嬉(うれ)しいな...
竹久夢二 「クリスマスの贈物」
...「あたしの坊やどこにいる?」いくら呼んでも返事がありません...
竹久夢二 「博多人形」
...なかなか愉快な坊やです...
谷崎潤一郎 「細雪」
...坊やのお父さんはあの人だよ」「嘘だ!」子供は...
中里介山 「大菩薩峠」
...坊や辛(から)いのはどこと聞くときっと舌を出すから妙だ」「まるで犬に芸を仕込む気でいるから残酷だ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...容赦なく坊やの足にかかる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...坊やの狐はその手をひろげたり握ったり...
新美南吉 「手袋を買いに」
...太郎坊や、おとっちゃんの顔をよく見て覚えとくのだよ...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...「林さん! 坊やはどこへ行きましたでしょうね...
林芙美子 「新版 放浪記」
...坊やの髪の毛一筋だつて他人(ひと)に触らせることではないぞ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...坊やの白い齒そら生えた...
水谷まさる 「歌時計」
...それじゃあ詰り坊やはその松八の客引なのかい」「冗談じゃないや...
山本周五郎 「新潮記」
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