...坊ちゃんとごいっしょに...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...お嬢さんも坊ちゃんもただ呆気(あっけ)にとられたように...
芥川龍之介 「白」
...見ればお嬢さんや坊ちゃんは犬小屋の前に佇(たたず)んだまま...
芥川龍之介 「白」
...坊ちゃんは突然飛び上ると...
芥川龍之介 「白」
...その「坊ちゃん」はいつの間にか本を探がす風を装(よそお)いながら...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...しかし書生はカラクリや室内遊戯をあまり好まず、坊ちゃん、そんなに遊戯に夢中になっていると身体が疲れますよ、そうすると僕が叱られますから向うへ行って休憩しましょうと、厭(いや)がる荘六の手をとって座席の上に坐らせたものだ...
海野十三 「蠅男」
...こいつは坊ちゃんの為に...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...昨日野原で坊ちゃんの凧(たこ)を揚げたのは私だもの...
竹久夢二 「朝」
...「この坊ちゃんは...
太宰治 「ろまん燈籠」
...「今晩は、坊ちゃんは、茶の間へ寝てください、私は奥へ寝ます、そして、どんなものが来るか、気を注(つ)けていようじゃありませんか」「好いとも、おいらが茶の間で寝よう、そして、へんな奴が来たなら斬ってやる」「そうですよ、かまうことはない、怪しい奴が来たなら、それこそ斬っておやりなさい」「斬ってやるよ」老婆と新一は宵に約束したように寝ることにして、老婆の寝床は奥の室へとり、新一の寝床は茶の間にとって二人は別れ別れに寝たが、その新一の枕頭には行灯を置いてあった...
田中貢太郎 「狐の手帳」
...おせっかいなのが「坊ちゃんですか...
谷譲次 「踊る地平線」
...「ねえ、萩原の坊ちゃん、家の坊ちゃんと御一緒にお遊びなさいましな...
谷崎潤一郎 「少年」
...「ホ、ホ、ホ、坊ちゃん、あなたはよくわたくしを御存じでしたね」「お母さん、あの、ほら、平家物語のはじめの方にある――」「ああ」と賢母も、はじめてうなずきました...
中里介山 「大菩薩峠」
...やっぱり坊ちゃんとしての駆落であった...
夏目漱石 「坑夫」
...よし坊ちゃんはもう長い間見ないから...
新美南吉 「病む子の祭」
...「坊ちゃんお遊びな」と遠くから声を揃えて迎いに来た町っ子を近々と見た時私は思わず門内に馳け込んでしまった...
水上滝太郎 「山の手の子」
...「なぜお屋敷の坊ちゃんは町っ子と遊んではいけないのだろう」こう自分に尋ねて見たがどうしてもわからなかった...
水上滝太郎 「山の手の子」
...「それは坊ちゃん...
夢野久作 「若返り薬」
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