...伝吉は夜寒(よさむ)の田舎道(いなかみち)を山のかげにある地蔵堂へ行った...
芥川龍之介 「伝吉の敵打ち」
...がらりと地蔵堂の門障子(かどしょうじ)をあけた...
芥川龍之介 「伝吉の敵打ち」
...小さな地蔵堂のような格好をした鉄箱の中に機関手が収まっている...
寺田寅彦 「軽井沢」
...ちょうどかの地蔵堂の竹藪(たけやぶ)のところまで来かかりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこに地蔵堂の蔭がある...
中里介山 「大菩薩峠」
...地蔵堂附近へかけての人出は夥(おびただ)しいものである...
中里介山 「大菩薩峠」
...地蔵堂の軒にかけてしまってから...
中里介山 「大菩薩峠」
...少し離れた地蔵堂町(ぢざうだうまち)狭川(せばがは)の子陽(しやう)といふ先生が開いてゐる塾(じゆく)に通学をはじめる...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...車大地や六波羅の地蔵堂よと伏し拝む』と歌ふ...
野口米次郎 「能楽論」
...あの河畔に地蔵堂があり...
柳田国男 「故郷七十年」
...私の祖母小鶴の信仰していた地蔵堂が傾いたのを再建したのも...
柳田国男 「故郷七十年」
...寺の地蔵堂の床の板に...
柳田國男 「日本の伝説」
...神田川の落ち口に地蔵堂が出来た...
山本周五郎 「柳橋物語」
...柳河岸の新しい地蔵堂の初縁日でおせんも子供を伴れて参詣にいったところ...
山本周五郎 「柳橋物語」
...菜種(なたね)の花の路傍(みちわき)に小さい地蔵堂を見ました...
吉川英治 「江戸三国志」
...――やがて地蔵堂を経(へ)...
吉川英治 「私本太平記」
...なお地蔵堂のあたりにとどまり...
吉川英治 「私本太平記」
...地蔵堂附近は騒然となり...
吉川英治 「私本太平記」
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