...地歩を固めるために、まず意見をまとめよう...
...彼女は新しい環境にもすぐに地歩を固めた...
...彼は自分の信念を曲げずに地歩を守った...
...地歩を失わないよう、しっかりとした姿勢で立ってください...
...この業界ではまだ地歩を固めていないので、勉強が必要だ...
...易々と他人に地歩を讓ることが出來ない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...漣が硯友社の凋落(ちょうらく)した後までも依然として一方の雄を称しておるは畢竟(ひっきょう)早くから硯友社埒外(らちがい)の地歩を開拓するに努めていたからだ...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...この光に接して後は友の上に優越なる地歩を維持して...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...今は友の上に優逸なる信仰の地歩を占むることとなりて...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...教会が国家の中に確然たる一定の地歩を占めていると断定しておられますが...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...新内閣中實に第一流の地歩を占むるものなり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...然れども公が新日本建設者の一人として優勝特絶の地歩を占むる所以は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...伯にして若し狹隘なる一政黨の範圍を脱して自由の地歩を占め...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...新内閣中実に第一流の地歩を占むるものなり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...芸術分野に確固たる地歩を占めたけれど...
中井正一 「美学入門」
...「われらの地歩は左のごとくである...
蜷川新 「天皇」
...世界的な地歩をさへ占むるに至りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...川上の成功に比して劣らぬ地歩を貞奴もしめたのである...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...奧州の者で上方に地歩を占める者も多くあつたらうし...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...和算は次第に地歩を失うこととなった...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...極めて重要な地歩を示す...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...ぢりぢりと文壇の一角に地歩を占めたが...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...いよいよその地歩を占(し)めて...
吉川英治 「三国志」
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