...地歩を固めるために、まず意見をまとめよう...
...彼女は新しい環境にもすぐに地歩を固めた...
...彼は自分の信念を曲げずに地歩を守った...
...地歩を失わないよう、しっかりとした姿勢で立ってください...
...この業界ではまだ地歩を固めていないので、勉強が必要だ...
...如何なる地歩を占むべきものか...
芥川龍之介 「龍村平蔵氏の芸術」
...我等はこの人から獨立した地歩を占めて置かなければならない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...その重なる點から云へば僕を輕蔑する奴の前に自分の地歩を占めて置く必要があつたからだ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...確固とした地歩を占めた...
竹内勝太郎 「人形芝居に関するノオト」
...交際社会においては常に優勝の地歩に...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...當のザフレービニンもすこぶる確實な地歩を占める官吏で...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...国家の中に一定の地歩を求むべきではなくして...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...新内閣中実に第一流の地歩を占むるものなり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...伯にして若し狭隘なる一政党の範囲を脱して自由の地歩を占め...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...芸術分野に確固たる地歩を占めたけれど...
中井正一 「美学入門」
...何といつた處で藝術家として相當の年處に達して社會上の地歩をも占め得て居る者には自負心がある...
長塚節 「記憶のまゝ」
...マスカーニ(Pietro Mascagni1863―1945)歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」たった一曲で現代イタリー歌劇界に地歩を占めている...
野村胡堂 「楽聖物語」
...奧州の者で上方に地歩を占める者も多くあつたらうし...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...和算は次第に地歩を失うこととなった...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...一尺の地歩を占むるにも幾百の勇士の血に代へて猶難しとした当年の戦跡に...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...二人の対立している地歩を見るならば...
吉川英治 「宮本武蔵」
...キリスト教は反って地歩を占めることが出来たのである...
和辻哲郎 「鎖国」
...着実にキリスト教の地歩が堅められて行った...
和辻哲郎 「鎖国」
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