...地歩を固めるために、まず意見をまとめよう...
...彼女は新しい環境にもすぐに地歩を固めた...
...彼は自分の信念を曲げずに地歩を守った...
...地歩を失わないよう、しっかりとした姿勢で立ってください...
...この業界ではまだ地歩を固めていないので、勉強が必要だ...
...漸(ようや)く堅実なる地歩を...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...易々と他人に地歩を讓ることが出來ない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...多くの目的の間に在つて獨自の地歩を占むる一つの目的である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...我等はこの人から獨立した地歩を占めて置かなければならない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...おのれの地歩を失わず他人に譲ることが浮世芝居の成功の秘訣(ひけつ)である...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...コンコードのみがその地歩をきずいたのだろうか? そこには自然の有利な条件がなかったろうか――じっさい水利に欠けていたろうか? そうだ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...政党や議会政治が現実的な地歩の占拠を実行し得る議会ではない...
戸坂潤 「思想議会たるを知れ」
...独特な地歩を占める文芸評論家であることを示したと云っていいようだ...
戸坂潤 「読書法」
...新内閣中実に第一流の地歩を占むるものなり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...伯にして若し狭隘なる一政党の範囲を脱して自由の地歩を占め...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...われわれは意見の相違を超越した高い地歩に立っている...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...」それでコゼットは多少地歩を失った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「われらの地歩は左のごとくである...
蜷川新 「天皇」
...その衰勢(すいせい)に及んではとても自家の地歩を維持するに足らず...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...ダ・ヴィンチはまた同時に科学史上に抜くべからざる地歩を成した人であった...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...有利な地歩を見棄てることは決してせず...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...人の住むべき地歩を少しばかり譲っているような気がする...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
...二人の対立している地歩を見るならば...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索