...地歩を固めるために、まず意見をまとめよう...
...彼女は新しい環境にもすぐに地歩を固めた...
...彼は自分の信念を曲げずに地歩を守った...
...地歩を失わないよう、しっかりとした姿勢で立ってください...
...この業界ではまだ地歩を固めていないので、勉強が必要だ...
...如何なる地歩を占むべきものか...
芥川龍之介 「龍村平蔵氏の芸術」
...漸(ようや)く堅実なる地歩を...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...といっても粉茶は今なお茶の中の茶としてその地歩を占めてはいるが...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...偉大な人物が得意の地歩を占めるのは...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...彼が若しひよつと何處かに地歩を占めることがあれば...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...ちょうど社会批評家としてすでに一地歩を占めている...
徳田秋声 「仮装人物」
...新内閣中実に第一流の地歩を占むるものなり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...伯にして若し狭隘なる一政党の範囲を脱して自由の地歩を占め...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...ああ、利己心と義務との激戦において、昏迷(こんめい)し、奮激し、降伏を肯(がえ)んぜず、地歩を争い、何らかの逃げ道をねがい、一つの出口を求めつつ、巍然(ぎぜん)たる理想の前から一歩一歩退く時、後方にある壁の根本は、いかに凄惨(せいさん)なる抵抗を突然なすことであるか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...マスカーニ(Pietro Mascagni1863―1945)歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」たった一曲で現代イタリー歌劇界に地歩を占めている...
野村胡堂 「楽聖物語」
...川上の成功に比して劣らぬ地歩を貞奴もしめたのである...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...そして思いがけぬ地歩を占めている...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...奧州の者で上方に地歩を占める者も多くあつたらうし...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...ダ・ヴィンチはまた同時に科学史上に抜くべからざる地歩を成した人であった...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...極めて重要な地歩を示す...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...そうして分相応の地歩を占めつつ...
夢野久作 「鼻の表現」
...二人の対立している地歩を見るならば...
吉川英治 「宮本武蔵」
...キリスト教は反って地歩を占めることが出来たのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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