...地歩を固めるために、まず意見をまとめよう...
...彼女は新しい環境にもすぐに地歩を固めた...
...彼は自分の信念を曲げずに地歩を守った...
...地歩を失わないよう、しっかりとした姿勢で立ってください...
...この業界ではまだ地歩を固めていないので、勉強が必要だ...
...といっても粉茶は今なお茶の中の茶としてその地歩を占めてはいるが...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...彼が若しひよつと何處かに地歩を占めることがあれば...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...今ヤ彼女ハ卯木家ニ於テ確乎タル地歩ヲ占メルニ至リ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...独特な地歩を占める文芸評論家であることを示したと云っていいようだ...
戸坂潤 「読書法」
...伯にして若し狹隘なる一政黨の範圍を脱して自由の地歩を占め...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...了解の地歩を見出し得られそうだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...失っていた地歩を一瞬間のうちに取り戻したかのようだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...芸術分野に確固たる地歩を占めたけれど...
中井正一 「美学入門」
...世界的な地歩をさへ占むるに至りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...人生に地歩を占めて保ってゆく間に...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...江戸は一旦中心になってから和算の終末に至るまで終始その中心勢力たる地歩を失わなかった...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...和算は次第に地歩を失うこととなった...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...仲間ぼめで危く文壇に地歩を占めて居る人間の多い現在...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...そうして分相応の地歩を占めつつ...
夢野久作 「鼻の表現」
...いよいよその地歩を占(し)めて...
吉川英治 「三国志」
...二人の対立している地歩を見るならば...
吉川英治 「宮本武蔵」
...今や確乎たる地歩を占めているかのように見えた...
和辻哲郎 「鎖国」
...着実にキリスト教の地歩が堅められて行った...
和辻哲郎 「鎖国」
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