...地歩を固めるために、まず意見をまとめよう...
...彼女は新しい環境にもすぐに地歩を固めた...
...彼は自分の信念を曲げずに地歩を守った...
...地歩を失わないよう、しっかりとした姿勢で立ってください...
...この業界ではまだ地歩を固めていないので、勉強が必要だ...
...如何なる地歩を占むべきものか...
芥川龍之介 「龍村平蔵氏の芸術」
...その重なる點から云へば僕を輕蔑する奴の前に自分の地歩を占めて置く必要があつたからだ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...おのれの地歩を失わず他人に譲ることが浮世芝居の成功の秘訣(ひけつ)である...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...コンコードのみがその地歩をきずいたのだろうか? そこには自然の有利な条件がなかったろうか――じっさい水利に欠けていたろうか? そうだ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...また他の文学に対して俳句がその地歩を占めている重要なる一特徴となっている...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...ちょうど社会批評家としてすでに一地歩を占めている...
徳田秋声 「仮装人物」
...當のザフレービニンもすこぶる確實な地歩を占める官吏で...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...新内閣中實に第一流の地歩を占むるものなり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...失っていた地歩を一瞬間のうちに取り戻したかのようだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...何といつた處で藝術家として相當の年處に達して社會上の地歩をも占め得て居る者には自負心がある...
長塚節 「記憶のまゝ」
...川上の成功に比して劣らぬ地歩を貞奴もしめたのである...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...ダ・ヴィンチはまた同時に科学史上に抜くべからざる地歩を成した人であった...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...ぢりぢりと文壇の一角に地歩を占めたが...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...天晴(あっぱ)れ地歩を占めた夫人になりおおせた...
森鴎外 「安井夫人」
...人の住むべき地歩を少し許り讓つてゐるやうな氣がする...
吉江喬松 「山岳美觀」
...いよいよその地歩を占(し)めて...
吉川英治 「三国志」
...キリスト教は反って地歩を占めることが出来たのである...
和辻哲郎 「鎖国」
...着実にキリスト教の地歩が堅められて行った...
和辻哲郎 「鎖国」
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