...白張(しらはり)の地口行燈(じぐちあんどん)を掛連ねた...
泉鏡花 「歌行燈」
...駄洒落や地口と同じ好みの方向において...
海野十三 「江戸推理川柳抄」
...賽路の兩側に地口行燈のならべるはよけれど...
大町桂月 「金華山」
...地口行燈と言って...
竹久夢二 「最初の悲哀」
...地口、童謡、さういふものまでも巧に入れてある...
田山録弥 「西鶴小論」
...いよ/\御神燈(ごしんとう)のつゞいた葭町(よしちやう)の路地口(ろぢぐち)へ来た時...
永井荷風 「すみだ川」
...長吉(ちやうきち)は月の夜(よ)に連れられて来た路地口(ろぢぐち)をば...
永井荷風 「すみだ川」
...車掌が向うの露地口(ろじぐち)まで...
永井荷風 「深川の唄」
...すぐさま自転車預り所(どころ)と金物屋との間の路地口に向けられるのである...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...やがていつもの路地口...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...一方は路地口に有頂天(うちょうてん)である...
中里介山 「大菩薩峠」
...路地口に染物の看板の出てゐる家があつたので...
林芙美子 「瀑布」
...真面目(まじめ)な話にも洒落(しゃれ)や地口をまぜ...
久生十蘭 「鈴木主水」
...「南部の鮭で鼻曲り」というのはそれからはじまった地口だと講談で読んだことがあるが...
久生十蘭 「南部の鼻曲り」
...地口(じぐち)の署名か...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...まくらの「道灌」ばかりやっていたため道灌(瓢箪)ばかりが売り物(浮きもの)か――なる地口(じぐち)ができたという故人某の思い出とともに結構でした...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...むやみに地口(じぐち)駄洒落(だじゃれ)を並べたがる半可通(はんかつう)と同じく...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...初午祭りの地口行燈(じぐちあんどん)に...
吉川英治 「大岡越前」
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