...め組は路地口へ伸上る...
泉鏡花 「婦系図」
...理髪床(かみゆひどこ)の親仁(おやぢ)が好く地口(ぢくち)といふものだ...
薄田泣菫 「茶話」
...問題は地口じゃない...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...この町のこうした情調に酔いつゝある間に俥は姉の家へ這入るべき路地口へついた...
富田木歩 「小さな旅」
...痛烈なものだと思ってる地口を言ってはおもしろがり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...いよ/\御神燈(ごしんとう)のつゞいた葭町(よしちやう)の路地口(ろぢぐち)へ来た時...
永井荷風 「すみだ川」
...「もしや」といふ一念にひかされて再び葭町(よしちやう)の路地口(ろぢぐち)に立寄(たちよ)つて見た...
永井荷風 「すみだ川」
......
永井荷風 「日和下駄」
...車掌が向うの露地口(ろじぐち)まで...
永井荷風 「深川の唄」
...ごたごた建て連った商店の間の路地口には「ぬけられます」とか...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...やがていつもの路地口...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...露地口(ろじぐち)の戸の腰に雑巾(ぞうきん)をかけていた...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...道玄坂の漬物屋の路地口にある...
林芙美子 「新版 放浪記」
...路地口の窓を開けて...
林芙美子 「新版 放浪記」
...路地口で間抜けた自動車の警笛が鳴っていた...
林芙美子 「新版 放浪記」
...むやみに地口(じぐち)駄洒落(だじゃれ)を並べたがる半可通(はんかつう)と同じく...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...狭い路地口には真黒い警官がつめかけていて...
夢野久作 「冥土行進曲」
...お宅様の露地口に...
吉川英治 「死んだ千鳥」
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