...竜樹菩薩(りゅうじゅぼさつ)も在俗の時には...
芥川龍之介 「俊寛」
...「内記(ないき)の上人(しやうにん)ではございませんか? どうして又このやうな所に――」在俗の名は慶滋(よししげ)の保胤(やすたね)...
芥川龍之介 「六の宮の姫君」
...為守はこの通り二心なき念仏の信者であったが、同じことならば早く出家の本意をとげたいものだと思ったが、関東でお許しが出ないから、在俗の形ながら、法名を継ぎ戒を受け、袈裟(けさ)をたもちたいということを法然に頼んで来たから法然もその志をあわれんで、禁戒(きんかい)の旨を記してやり、袈裟もやり、尊願という法名も附けてやった...
中里介山 「法然行伝」
...本質的には在俗者と同じでなければならぬ...
三木清 「親鸞」
...この教法の前においては僧侶と在俗者とは本来平等である...
三木清 「親鸞」
...質多居士は在俗の聖者で...
南方熊楠 「十二支考」
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