...カントでさえもやはり現象を実在の彼岸に在りしとして...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...その間にここに記されざる多くの苦痛がヨブに在りしことは...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...弘道館は第二公園に在り...
大町桂月 「常磐の山水」
...いまだ愛くるしさも残りて在り...
太宰治 「二十世紀旗手」
...「在りますか」「在るとも」総之丞はもう何も云わなかった...
田中貢太郎 「海神に祈る」
...此の時間の到來の遲速に在りと認むべきのみ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...英國風の憲政を日本に扶植せむとするに在り...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...恐れずして全く日本政府に信頼せしむるを計るに在り...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...当時内閣の中立者たる西郷侯と桂子との手中に在りたるに於て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...閣下は殆ど進退維れ谷まれるの位地に在りと謂ふ可し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...更に著しき疏謬は左の一條に在り...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...再建日本の在り方を規律する憲法の改正が行はれ...
林讓治 「新憲法の解説」
...女子の特得(とくとく)は思想の綿密なるに在りとて...
福沢諭吉 「女大学評論」
...在るべきところに在り...
牧野信一 「冬日抄」
...明治の初年より政府の最も鋭意せし所は外国の文物を輸入するに在り...
山路愛山 「明治文学史」
...富楼那(フルナ)の弁が吾輩に在りと雖(いえど)も...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...その族長的な在り方を注目されだした時にあったといってよい...
吉川英治 「私本太平記」
...昨暮遠望(えんばう)したる一小板屋は尚之より岩代の方角に向(むかつ)て一里余の遠(とほ)きに在り...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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