...お客様、こちらは土足禁止のお宅です...
...入り口に靴箱がありますので、土足で上がらないでください...
...外で靴を脱いで、土足に履きかえるのが普通です...
...土足で上がると、床が汚れてしまいます...
...神社やお寺では、必ず土足を脱いでください...
...君は土足で僕の顔を踏んづけてくれても構わない...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...土足のあとをみつけて吃驚(びっくり)し...
大阪圭吉 「あやつり裁判」
...私や妻の室まで土足で踏み荒し...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...彼はその蘭人の為に土足のまゝで鼻柱を挫かれたやうな思ひがした...
太宰治 「地図」
...長靴をはいた土足のまんま寝台へ這いあがられたのはびっくりした...
谷譲次 「踊る地平線」
...土足に踏み蹂られるところに打捨るのは不快だ...
豊島与志雄 「公孫樹」
...返事をしても、しないでも、次には、土足のまま、踏込むのであったが、誰も彼も(飛道具が――)と、思っていた...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...土足には突傷かすり傷...
中里介山 「大菩薩峠」
...「座談会は、どこじゃ?」「こっちに変ったのか」「上がれ、上がれ」どよめきと、喚(わめ)き声とともに、大勢の暴力団が、土足のまま、二階に押しあがって来た...
火野葦平 「花と龍」
...本堂の大床へのぼって来た土足の将士は...
吉川英治 「私本太平記」
...サッサとでていきやがれ」馬の草鞋(わらじ)にもひとしい土足(どそく)が...
吉川英治 「神州天馬侠」
...土足のままの兵たちが...
吉川英治 「新書太閤記」
...同勢わッと土足のままで邸内へなだれ込んだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...三百人の捕手がとつぜん土足でなだれ込んだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...この土足の痕(あと)を見ては...
吉川英治 「鍋島甲斐守」
...土足の痕(あと)がいっぱいで...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...理不尽(りふじん)にも、土足のまま、小舟の中へおどり込んできた者たちは、たちまち、苫(とま)をはねて、川の中へ蹴散(けち)らかし、「お改めだ」「神妙にしろ!」飛び寄った一人、弦之丞の片手を取り、ズルズルと前へ引きずりだそうとすると、足をすくわれたか、その影が、猫回(ねこがえ)りに、舟縁(ふなべり)を越えて、時ならぬ水音、ザアーッと、一面の飛沫(しぶき)に、川面(かわも)を夕立のようにさせた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...権叔父」「待たっしゃれ」土足(どそく)のまま...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索