...土蔵は昔、食料品や貴重品を保管するために建てられた...
...我が家には広い土蔵があるので、夏休みには小屋にして子供たちが遊んでいます...
...土蔵から古い書類を取り出したら、あの人の家系図が出てきた...
...土蔵の中は湿気が多く、蔵書が傷みやすいため、注意が必要である...
...まるで時代劇の世界にいるかのような、白壁と黒い屋根の土蔵が連なる風景が美しい...
...その横手にある白い大きな土蔵なんかが...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...今のビルディングに改築される前までは大体昔の俤(おもかげ)をとどめていた土蔵造りのその店の前を通り過ぎ...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ヂヤズとお経とこんがらがつて)風の中声はりあげて南無観世音菩薩・これでもお土産の林檎二つです火が何よりの御馳走の旅となつた改紅葉山へ腹いつぱいのこ(マヽ)し・藪で赤いは烏瓜坐るよりよい石塔を見た・ならんで尿する空が暗いまた逢ふまでの山茶花を数へる・土蔵そのそばの柚の実も(福沢旧邸)十一月廿三日曇...
種田山頭火 「行乞記」
...そこに河原町の家々が裏手の土蔵の塀やあるひは小部屋などを見せてゐるのである...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...貼札を禁ずと大きい字が書いてある朽ちはてたきたない土蔵の壁の所を通ってゆくと...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
......
永井荷風 「自選 荷風百句」
...朝の十時頃から始めて家から土蔵まで粉のように叩き壊してしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...大きな土蔵の鉢巻のあたりの壊(こわ)れたところを見上げました...
中里介山 「大菩薩峠」
...「新堀(しんぼり)の浪花屋の土蔵へ穴を明けた野郎がありますよ」「そうかい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...万両分限長崎屋の土蔵の中に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...皆んな土蔵の外へゾロゾロと出た時...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それを土蔵の中に置いたのです」「金は盗られなかったのだな」「ヘエ――...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...康子は事務室から釘抜(くぎぬき)を持って土蔵の方へやって来た順一の姿を注意してみると...
原民喜 「壊滅の序曲」
...あの土蔵の中には...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...また質屋の土蔵に取りついて部屋へ帰った...
久生十蘭 「魔都」
...江戸品川に「土蔵相模」という貸座敷があった...
武者金吉 「地震なまず」
...薄い灯影の洩れている土蔵の網戸を背負って...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...三戸前(みとまえ)の土蔵を百棟の土蔵に増してみたところで知れたものではないか...
吉川英治 「新書太閤記」
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