例文・使い方一覧でみる「土気」の意味


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...顔色の土気色をしているのと...   顔色の土気色をしているのとの読み方
江戸川乱歩 「一寸法師」

...土気(つちけ)色をして...   土気色をしての読み方
橘外男 「墓が呼んでいる」

...顔色は土気色(つちけいろ)に沈んでいるのに...   顔色は土気色に沈んでいるのにの読み方
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」

...土気色になってもう命の瀬戸ぎわ...   土気色になってもう命の瀬戸ぎわの読み方
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」

...それにこの恐(おッそ)ろしい臭気は! 随分と土気色になったなア! ……これで明日(あす)明後日(あさって)となったら――ええ思遣られる...   それにこの恐ろしい臭気は! 随分と土気色になったなア! ……これで明日明後日となったら――ええ思遣られるの読み方
ガールシン 二葉亭四迷訳 「四日間」

...間もなくその姿が現われたが、それは普通の労働者ではなく、黒の学者服を身にまとった、脊丈(せい)の高い、痩せた、土気色をした、弱よわしそうに見える男であった...   間もなくその姿が現われたが、それは普通の労働者ではなく、黒の学者服を身にまとった、脊丈の高い、痩せた、土気色をした、弱よわしそうに見える男であったの読み方
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」

...すなわち上総山部郡の土気地方では...   すなわち上総山部郡の土気地方ではの読み方
牧野富太郎 「植物一日一題」

...口惜しゅうて死ねぬ、いつまでつづくこの世の苦艱(くげん)、焦熱地獄)――たしか、こんなものであろうな? お若いお方?」サーッと、青ざめた若者は、口が利(き)けなくなったように、土気いろの唇を、モガモガやったが、やっとの事で、「あなたはどなた様? この私さえ、それを見るのが恐ろしゅうて、覗こうともせぬ、護り袋の秘文――狂うた父が、いつ気が静まった折に書きのこしたか、死後に遺(のこ)っておりました文――それを、あなたが、まあ、どうして?」と、吃(ども)り吃り身を震わせながら言うのを聴くと、編笠の中で、かすかな、乾いた笑いがきこえたようであった...   口惜しゅうて死ねぬ、いつまでつづくこの世の苦艱、焦熱地獄)――たしか、こんなものであろうな? お若いお方?」サーッと、青ざめた若者は、口が利けなくなったように、土気いろの唇を、モガモガやったが、やっとの事で、「あなたはどなた様? この私さえ、それを見るのが恐ろしゅうて、覗こうともせぬ、護り袋の秘文――狂うた父が、いつ気が静まった折に書きのこしたか、死後に遺っておりました文――それを、あなたが、まあ、どうして?」と、吃り吃り身を震わせながら言うのを聴くと、編笠の中で、かすかな、乾いた笑いがきこえたようであったの読み方
三上於菟吉 「雪之丞変化」

...『後漢書』東夷列伝に、〈倭(わ)韓の東南大海中にあり云々、その地おおむね会稽(かいけい)東冶(とうや)の東にあり、朱崖耳(たんじ)と相近く、故にその法俗多く同じ云々、土気温暖、冬夏菜茹(さいじょ)を生じ牛馬虎豹羊鵲(じゃく)なし〉...   『後漢書』東夷列伝に、〈倭韓の東南大海中にあり云々、その地おおむね会稽東冶の東にあり、朱崖耳と相近く、故にその法俗多く同じ云々、土気温暖、冬夏菜茹を生じ牛馬虎豹羊鵲なし〉の読み方
南方熊楠 「十二支考」

...篤信が引いた『旧事記』は怪しい物となし措(お)くも、保食神の頂より牛馬化(な)り出(で)しと神代巻一書に見え、天斑馬(あまのぶちこま)の事と、日子遅神(ひこじのかみ)、片手を馬鞍に掛けて出雲より倭国に上った事とを『古事記』に載すれば(『古今要覧稿』五〇九)、〈牛馬なし〉と書いた『後漢書』は、まるで信(うけ)られぬようだが、この他に史実に合った事ども多く載せ居る故、一概に疑う事もならず、地理の詳細ちょっと分りにくいが、朱崖耳という小地に近く、土気温暖、冬夏菜茹を生ずる日本の一部分、もしくは倭人の領地に、牛馬がなかったと断ずべしだ...   篤信が引いた『旧事記』は怪しい物となし措くも、保食神の頂より牛馬化り出しと神代巻一書に見え、天斑馬の事と、日子遅神、片手を馬鞍に掛けて出雲より倭国に上った事とを『古事記』に載すれば、〈牛馬なし〉と書いた『後漢書』は、まるで信られぬようだが、この他に史実に合った事ども多く載せ居る故、一概に疑う事もならず、地理の詳細ちょっと分りにくいが、朱崖耳という小地に近く、土気温暖、冬夏菜茹を生ずる日本の一部分、もしくは倭人の領地に、牛馬がなかったと断ずべしだの読み方
南方熊楠 「十二支考」

...これ土気上升(じょうしょう)し...   これ土気上升しの読み方
南方熊楠 「十二支考」

...ほとんど土気色の顔をして...   ほとんど土気色の顔をしての読み方
三好十郎 「冒した者」

...殆んど土気色である...   殆んど土気色であるの読み方
三好十郎 「好日」

...討伐張繍!土気は新鮮だった...   討伐張繍!土気は新鮮だったの読み方
吉川英治 「三国志」

...殿(でん)ノ法印(ほういん)もふたたびそれに追いすがる気力を土気色な顔に失っていた...   殿ノ法印もふたたびそれに追いすがる気力を土気色な顔に失っていたの読み方
吉川英治 「私本太平記」

...面を土気色にしているのであった...   面を土気色にしているのであったの読み方
吉川英治 「私本太平記」

...土気(つちけ)いろを帯びた顔して云った...   土気いろを帯びた顔して云ったの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

...土気いろの顔を見せた...   土気いろの顔を見せたの読み方
吉川英治 「新編忠臣蔵」

「土気」の読みかた

「土気」の書き方・書き順

いろんなフォントで「土気」

「土気」の英語の意味


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あくまで   不良品   西公園  

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