例文・使い方一覧でみる「あくまで」の意味

...あくまでも召使たちに思いやりのない左近将監は... あくまでも召使たちに思いやりのない左近将監はの読み方
橘外男「亡霊怪猫屋敷」

...あくまで館の張り込みですから... あくまで館の張り込みですからの読み方
アーサー・コナン・ドイル　Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳「橙の種五粒」

...こうして彼はあくまでも旧物理学の機械論的範疇に止まるか... こうして彼はあくまでも旧物理学の機械論的範疇に止まるかの読み方
戸坂潤「現代哲学講話」

...ただ風刺という言葉があくまで... ただ風刺という言葉があくまでの読み方
戸坂潤「思想としての文学」

...「彼女」はあくまでもいきり立って私に飛びついて来たではないか！そういう彼女を...
豊島与志雄「理想の女」

...あくまでも男性的な... あくまでも男性的なの読み方
アネッテ・フォン・ドロステ＝ヒュルスホフ　Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳「ユダヤ人のブナの木」

...その教育ぶりがあくまで六韜三略的（りくとうさんりゃくてき）であることが... その教育ぶりがあくまで六韜三略的であることがの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...人生に對してあくまで受身な態度をとつてゐる... 人生に對してあくまで受身な態度をとつてゐるの読み方
堀辰雄「フローラとフォーナ」

...坊主首を斬られなければならん」と事情あくまで推察しているくせに「二月三月四月」と萩原の許へ立ち廻らない...
正岡容「我が圓朝研究」

...あくまで惨酷（ざんこく）なる猛火に対する美感は如何にありけんこの時以後再び感ずる能はず... あくまで惨酷なる猛火に対する美感は如何にありけんこの時以後再び感ずる能はずの読み方
正岡子規「わが幼時の美感」

...着物は雪との対照であくまできたなく汚（よご）れて見えるようなのを着て... 着物は雪との対照であくまできたなく汚れて見えるようなのを着ての読み方
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...あくまで武士の妻子たる道をあやまらぬよう」とさとした... あくまで武士の妻子たる道をあやまらぬよう」とさとしたの読み方
山本周五郎「日本婦道記」

...」高田はあくまで喜ぶ様子もなく... 」高田はあくまで喜ぶ様子もなくの読み方
横光利一「微笑」

...変に気どられまいものでもない」あくまで要心して... 変に気どられまいものでもない」あくまで要心しての読み方
吉川英治「三国志」

...あくまで伊那丸を中心とする一党（とう）が... あくまで伊那丸を中心とする一党がの読み方
吉川英治「神州天馬侠」

...あくまで信長ぎらいで一貫しておりまする」「いや... あくまで信長ぎらいで一貫しておりまする」「いやの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...――あくまで孝行を奉じ... ――あくまで孝行を奉じの読み方
吉川英治「源頼朝」

...従って宗論をあくまでも主張したのは安土の法華宗徒であろう... 従って宗論をあくまでも主張したのは安土の法華宗徒であろうの読み方
和辻哲郎「鎖国」

👨話題の人々👩