...西門から十五里の万流湖(ばんりゅうこ)の中に一つの土左衛門(どざえもん)を見た人があって大騒ぎとなり...
魯迅 井上紅梅訳 「白光」
...僕はたちまち土左衛門(どざえもん)にならなくてはならない...
海野十三 「海底都市」
...土左衛門がプカプカ浮んでいた...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...「これから土左衛門(どざえもん)が多いですよ」という...
寺田寅彦 「柿の種」
...今度は土左衛門(どざえもん)の賛(さん)を作って見る...
夏目漱石 「草枕」
...残ったのは土左衛門見たいに庭に積んであったぜ...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...烏を飼っている家てえのはどこだ」「奥山に近頃出来た化物屋敷ですよ」「何?」「土左衛門の臓腑(ぞうふ)を烏がついばむところがあるんだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そこへ水ぶくれになった女の土左衛門が横たわり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...危うく土左衛門になるところだったのですから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...親分」「金持が土左衛門になったところで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...土左衛門になって大川橋から揚がったんだ」「何?」「それね...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今頃は土左衛門になっているところで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...土左衛門になったんで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...本人は土左衛門になって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...……比丘尼の土左衛門なんざ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...幽霊は陰のものだから陽のものを一つとり合わせて見ようてんで、柳を描いたら、巧いこと行ったんだって」「ふうむ」「――死ぬと変りますね、男と女だって、生きてるときは男が陽で女が陰だが、土左衛門ね、ほら、きっと男が下向きで、女は上向きだろう...
「一本の花」
...この竹生島(ちくぶしま)へなどきているのだ」「琵琶湖(びわこ)で土左衛門(どざえもん)になるところを...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「こいつあ、土左衛門よりゃ、重いぜ」駕舁(かごかき)でさえ持ち扱いかね、「お蔦姐(ねえ)さん」「あい」「駕じゃあどうです...
吉川英治 「松のや露八」
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