...すると若い土工が一人(ひとり)...
芥川龍之介 「都会で」
...所が土工たちは出て来ると...
芥川龍之介 「トロツコ」
...土工たちの姿は見えなかった...
芥川龍之介 「トロッコ」
...渡りの土工、家出して来たり、蠣殻町(かきがらちやう)あたりで持金をすつて了つた田舎もの、てきや、流しの遊芸人、あるひは明かに泥棒らしいのとも一しよになつた...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...土工も近所の人々も...
辰野九紫 「青バスの女」
...又太閤は三成以下の五奉行に旨を啣(ふく)め、二月朔日(ついたち)までに諸役人共悉(こと/″\)く伏見へ着到するように国々へ廻文を出させたので、当日までに集まった武士を始め、大工、土工、人足等の総数は二十五萬人に達し、醍醐(だいご)、山科(やましな)、比叡山雲母坂(きらゝざか)より大石を引き出すこと夥(おびたゞ)しく、堀普請などは、幾つにも区分けをして奉行衆が代る/″\人夫を督励し、見る/\うちに掘って行ったと云う...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...大勢の土工が幾日も幾日も土砂を掘り返していたが...
谷崎潤一郎 「細雪」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...アカイア軍土工を起す...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...乃至は土工の遺物もあつて...
内藤湖南 「支那古典學の研究法に就きて」
...犬の皮をはおった土工ふうの人たちだのが...
中谷宇吉郎 「荒野の冬」
...土工たちは合図の鐘を待っていた...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...一層増補したる者を爰に入る)建築土工等を固めるため人柱を立てる事は今も或る蕃族に行なはれ其傳説や古蹟は文明諸國に少なからぬ...
南方熊楠 「人柱の話」
...まるでトンネル掘りの土工が...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...まるで土工のように真っ黒になって働いている...
吉川英治 「親鸞」
...男と一しょに土工をしていた...
吉川英治 「随筆 新平家」
...保土ヶ谷の科学工場の建築場へ土工の手伝いに通い出す...
吉川英治 「年譜」
...石工(いしく)でも土工でもない...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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