...(一「スクウド」は約我一圓五十錢に當る...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...内田信也と云ふ人はただ栃木縣に生まれたと云ふばかりで高等學校建設の爲めに百萬圓を寄附したと云ふのですから...
岩野泡鳴 「鹽原日記」
...大工の裏二階を月三圓で約束して來たのである...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...二食付、二十二圓...
太宰治 「九月十月十一月」
...パリス圓弓高く張り...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...圓滿といふよりは寧ろ多面といふべく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...完全に整へると百五十萬圓位はかゝるといふ事が分つたのであるが...
豊田喜一郎 「プレスの操作に手工業を加味」
...十圓の勸業債券(かんげふさいけん)が一枚貰へる仕組みでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの圓朝ときたら...
正岡容 「圓朝花火」
...五お正月の下席から思いがけなく小圓太は...
正岡容 「小説 圓朝」
...師匠圓生の次にありがたくてならない人におもわれてきた...
正岡容 「小説 圓朝」
...「小圓太さん、あのお師匠さんがお前さんがみえたらね、表のお庭の方を掃除してておくんなさいって」寝ぼけ眼でおしのどんはいった...
正岡容 「小説 圓朝」
...「ウム」何をか圓朝は強く心に肯いた...
正岡容 「小説 圓朝」
...……でもその頃から目に見えて甲州からかえってきていた師匠圓生の受けは悪くなった...
正岡容 「小説 圓朝」
...まだ身体中水だらけの圓朝の背中へと...
正岡容 「小説 圓朝」
...が、小圓太の方は、もうちっと、ちがう...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...圓朝門下には俊才も少なくなかったが...
正岡容 「我が圓朝研究」
...札所九番の南圓堂の鐘の音に三笠山の峯越しの雲の輝きこもる頃である...
若山牧水 「樹木とその葉」
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