...ひとしきり敦圉(いきま)いた後とて度胆(どぎも)も坐ってきた上に...
李孝石 「蕎麦の花の頃」
...泣いて敦圉(いきま)く始末なので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...」かう敦圉(いきま)いて言ふものなどもあつた...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...周の祖先の人々の中には、元祖の后稷並びにその外に公劉が農事に務めた樣に詩の大雅には出て居るが、この傳説を打消すべき材料は、その子孫たる人々に皇僕、高圉、亞圉等の牧畜に關係ある人名の存することである...
内藤湖南 「禹貢製作の時代」
...孔叔圉(こうしゆくぎよ)が死に...
中島敦 「盈虚」
...それを輔(たす)ける・しかつめらしい老獪(ろうかい)な上卿(しょうけい)・孔叔圉(こうしゅくぎょ)(自分の姉の夫に当る爺さんだが)の下で...
中島敦 「盈虚」
...孔叔圉(こうしゅくぎょ)が死に...
中島敦 「盈虚」
...当主孔叔圉はつとに名大夫の誉(ほまれ)が高い...
中島敦 「弟子」
...衛では政界の大黒柱孔叔圉(こうしゅくぎょ)が死んだ...
中島敦 「弟子」
...早速離縁させると敦圉くのです...
長塚節 「教師」
...勘当せんと敦圉(いきま)き給えるよし聞きたれば...
福田英子 「妾の半生涯」
...死を賭(と)してこの情を陳(の)べねばならぬと敦圉(いきま)くのであった...
本庄陸男 「石狩川」
...兎に角ペイルソルプはそう言って敦圉(いきま)いた...
牧逸馬 「双面獣」
...汝昨夜われとともに非行したから五馬を渡せと敦圉(いきま)き...
南方熊楠 「十二支考」
...圉卒(ぎょそつ)が怪しんで廐舎に臥し窺うと...
南方熊楠 「十二支考」
...雨後のこと故圉人が馬の足跡をつけ行くと...
南方熊楠 「十二支考」
...こんな学生は将来の見せしめのために放校してやるがいい」と敦圉(いきま)いているという風評が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...なおも敦圉(いきり)たっているゲンを離すと...
蘭郁二郎 「睡魔」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??