...妖魔の身邊に引くといふ奇(くす)しき圈(わ)とも看做(みな)さるべし...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...更に他の修羅圈内に進んだのであらう...
石川啄木 「雲は天才である」
...二重丸圈點を打つた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...これ以來始めて宇佐八幡と中央文化圈との關係が生じたのである...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...而してその圈(わ)の數もまた七八組に及ぶこと尠なからず...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...是れ伯の勢力圈の甚だ狹かりし所以なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...局外者としても常に超然として公衆環視の圈外に特立せむとするの態度を執るものゝ如く...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...今日に於ても依然として國學者流の圈套を脱しない...
内藤湖南 「日本上古の状態」
...前日(ぜんじつ)の晝頃(ひるごろ)はじめて翌日(よくじつ)の夕方過(ゆふがたす)ぎまで八圈戰(けんせん)を五回(くわい)ぐらゐ繰(く)り返(かへ)したやうに思(おも)ふが...
南部修太郎 「麻雀を語る」
...共榮圈といふ如き特殊的世界が要求せられるのである...
西田幾多郎 「世界新秩序の原理」
...共榮圈と云ふ如きものに於ては...
西田幾多郎 「世界新秩序の原理」
...最初から疑ひの圈外に置かるべき筈です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...地球を遠く圈外に跳躍せしめよ...
萩原朔太郎 「宿命」
...その遠心力でもつて舞臺の圈外へ吹つとばされる...
萩原朔太郎 「宿命」
...詩人や歌人が全く圈外に放逐され...
萩原朔太郎 「追憶」
...“Nonsense”といふ言葉には圈點(けんてん)を附けて...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...私の謂ふ par excellence なる「公共圈」に外ならない...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...人生は彼に在りて憂が描ける單圈のみ...
横瀬夜雨 「花守」
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