...いかにして国運を恢復(かいふく)せんか...
内村鑑三 「デンマルク国の話」
...国運はその中心の勢力の移動によって変ずるものである...
大隈重信 「勢力の中心を議会に移すべし」
...国運も隆昌になる...
大隈重信 「列強環視の中心に在る日本」
...能(よ)く覆没の難より免(まぬか)れて今日の地位にまで国運を導いたのである...
大隈重信 「列強環視の中心に在る日本」
...いかにも国運興隆の大きさである...
高村光太郎 「九代目団十郎の首」
...昔の政事に祭り事が必要であったと同様に文化国の政治には科学が奥底まで滲透(しんとう)し密接にない交ぜになっていなければ到底国運の正当な進展は望まれず...
寺田寅彦 「自由画稿」
...(一九三四・一〇)二 愛国運動と右翼小児病私は従来...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...愛国運動はこのいわゆる右翼小児病を批判することによって従来の苟めの大衆性をさえ清算することになるのだが...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...(一九三六・一)一二 国体明徴運動と内閣審議会「一方において皇室中心主義または愛国運動等の美名に藉口して...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...かりに「皇室中心主義または愛国運動等の美名に藉口」するものでも...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...もしくは、存在していたに違いないのだが、国運の衰退とか、ダッタンの入寇(にゅうこう)とか、反乱とか、コンスタンチノープル陥落以後の東方との交通途絶とかいう、もろもろの事件の結果、わが国においてはこの制度が忘れられて、長老というものの跡を断つに至ったのである...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...凡そ行政を刷新して以て国運の隆興に伴はしめむとせば...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...国運がいかに異なってきたかを思わなければならない...
中井正一 「民族の血管」
...独逸と亜米利加とは国運勃興の徴候が見えている...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...金鎖を下げた乞食……三年も湯に入らぬ富豪……家の無い自動車持ち……妾の四五人も居る無妻主義者……愛国的の名目を持つ亡国運動者……社会主義的団体名を振りまわす成り金崇拝者なぞ...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...はた蜀の国運の未だ開けざる約束事か...
吉川英治 「三国志」
...が、魏の国運は、なお旺(さかん)だった...
吉川英治 「三国志」
...絶対な国運とは考えられなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
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