......
芥川龍之介 「廿年後之戦争」
...雲萍雑誌(うんぴょうざっし)には「西国方(さいごくがた)に風鎌(かざかま)というものあり」としてある...
寺田寅彦 「化け物の進化」
...我国方に憲法政治の開闢時代に属し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...「幕府も、いろいろ手を延して、早く、斉彬公の世にしてと、阿部閣老あたり、それとなく匂わしておるが――一得一失でのう」「一得一失とは」「お前には判らん」百城が廊下へ膝をついて「まだ差立てませぬと、申しておりました」「いかんのう――兵制を改めて洋式にしたので、異国方め、ぶうぶう申しておる最中に、廃止手当を遅らせては――」調所は、国許の反由羅党、反調所党の顔触れを見た時、すぐそれが斉彬擁護の純忠のみでなく、兵制改正、役方任廃に就いての不平者、斉彬が当主になれば出世のできる青年の多いことが目についた...
直木三十五 「南国太平記」
...異国方に取立てよ...
直木三十五 「南国太平記」
...私は幕府の外国方(がいこくがた)(今で云えば外務省)に雇われた...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...夫(そ)れから又(また)或日(あるひ)に外国方(がいこくがた)の小役人が出て来て...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...幕府の外国方英語通辞の頭をしていた森山多吉郎という人が案出したのが最初であるという事であるが...
穂積陳重 「法窓夜話」
...ただし現在何十もあるヒガンバナの諸国方言中にイチシに彷彿たる名が見つからぬのが残念である...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...四国ならびに中国方面の山林中に自生して樹林の一をなし直幹聳立(しょうりつ)して多くの枝椏を岐(わか)ち...
牧野富太郎 「植物記」
...西国方面の密貿易者(ぬけがい)や浪人どもの野望とむすんで...
吉川英治 「大岡越前」
...西国方面の陰謀や...
吉川英治 「大岡越前」
...また西国方面の危険なる陰謀も...
吉川英治 「大岡越前」
...東国方の悪政をひろめ...
吉川英治 「私本太平記」
...× ×そのころ四国方面では...
吉川英治 「私本太平記」
...東国方面へ移動させ始めていた...
吉川英治 「私本太平記」
...或る者は、「今からまた、世の中は前のような大乱になるだろう」と云い、またある者は、「室町末頃の群雄割拠(ぐんゆうかっきょ)がふたたび実現する」と称し、なおその間に、「もう、どこそこでは、合戦が始まっている」などと果てしない噂も生じ、いずれにせよ、畿内(きない)はもちろん、中国方面でも、関東でも北越でも、地上に戦いの行われない所はなくなるであろう...
吉川英治 「新書太閤記」
...四国方面の御多忙もあるところへ...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??