...「国師像」として、禅宗の祖師である達磨大師を表す仏像のこと...
...有名なる蔡温(さいおん)は国師として漸次頭角を顕(あら)わして来ましたが...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...二紀州鷲峰山(じゆぶせん)興国寺の開山法燈国師が八十七歳を迎へた時のことだつた...
薄田泣菫 「茶話」
...少しの弛(ゆる)みをも見せない国師の前に坐つて...
薄田泣菫 「茶話」
...夢窓国師(むそうこくし)の遺誡(いかい)を誦(じゅ)し始めた...
夏目漱石 「門」
...宜道からこの夢窓国師と大燈国師(だいとうこくし)とは...
夏目漱石 「門」
...仏教もこの国師を頂点として堕落期に入ったことなどを思い合せ...
横光利一 「旅愁」
...夢窓国師は自分の名の含む想いとして...
横光利一 「旅愁」
...「夢窓国師は吉野方と高氏と...
横光利一 「旅愁」
...国師の仰せは、ちと心外にぞんぜられる」「しからば何で、一般の暮しさえまだなかなか苦しい今日、俄にそんな願望を抱かれたのか」「一に、先帝の高徳を偲(しの)び、それの報恩のためと、またみずからの悔悟(かいご)をなぐさめんとする念も、正直、ないではありません」「それだけかの」と、夢窓はややものたらない顔をして...
吉川英治 「私本太平記」
...「どんな事に会っても物に動(どう)じたことのない人」と夢窓国師も言った尊氏だが...
吉川英治 「私本太平記」
...「国師(こくし)ッ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...正親町天皇より大通智勝国師(だいつうちしょうこくし)の号をいただいて...
吉川英治 「新書太閤記」
...快川国師ではない」「末院の和尚か...
吉川英治 「新書太閤記」
...いずれともはっきり御挨拶に伺わせまする」「誰をか」「国師を」「しかし...
吉川英治 「新書太閤記」
...いうまでもなく一山の長老快川国師(かいせんこくし)である...
吉川英治 「新書太閤記」
...大唐(だいとう)の開山洞玄(とうげん)国師このかた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...期待していた佐々木道誉の画像(近江彦根の勝楽寺蔵)はまだ出ていなかったが、夢窓国師像では、案外な気がした...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...あはせて長井石峰の『正眼国師盤珪大和尚』といふ評伝も読んだが...
吉野秀雄 「ひとの不幸をともにかなしむ」
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