...彼女は自分の国家観を貫いている...
...彼の国家観は多くの人から支持されている...
...良い国家観を持った人材が求められている...
...国家観を共有する仲間を見つけることが大切だ...
...彼の政治的立場は彼の国家観に根ざしている...
...同一の国家観念に燃え...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...私にしても国家観念などは年少の時代から今日まで毫も変っていない...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...日本が新しく世界列国の間に入り込んで行ったことによって発達した国家観念と...
津田左右吉 「日本精神について」
...ところが、かかる社会観、国家観、人生観、世界観は独り理性によってのみ形成せられるものではなく、単なる知識の所産でもない...
津田左右吉 「歴史の矛盾性」
...史家は此の如き社会観、国家観、人生観、世界観によってすべてを考察するのであり、極言すれば、一つの史料を取扱いその一語一字を解釈するに当っても、またそれがはたらくのである...
津田左右吉 「歴史の矛盾性」
...社会観、国家観も人生観、世界観も史家によって同じからず、従って歴史は史家によって一々異彩を呈し、異なった世界を現前するものだからである...
津田左右吉 「歴史の矛盾性」
...自由観念や国家観念やを通して...
戸坂潤 「技術の哲学」
...「国家観念と道義観念」や「質実剛健」「実務的実際的教育」などが挙げられる...
戸坂潤 「社会時評」
...ファシスモ・イデオロギーは勿論その特有な社会観念と国家観念とを中心とするものであり...
戸坂潤 「読書法」
...これは自由主義国家観から福祉国家観への転換の反映であろう...
中井正一 「調査機関」
...国家観念も、もちろん大切であるが、いつまでも、甲斐の国や越後の国が、国家であるような考え方でも、一寸困るであろう...
中谷宇吉郎 「ものは考えよう」
...事(こと)を為(な)すに国家観念(こっかかんねん)より打算(ださん)するもはなはだ嘉(よみ)すべきことである...
新渡戸稲造 「自警録」
...大別して常に二つの国家観が対立している...
矢部貞治 「政治学入門」
...これらの国家観を検討するのが「国家論」の中心になるのであるが、いずれにしても、国家の権威と価値を高揚する立場が極端に行き過ぎると、ついに個人の自由や、法の価値や、国際平和を無視して、神秘的絶体的な極端な国家主義、専制的な国家主義、権力国家観、軍国主義、帝国主義、独裁的な全体主義などに至る危険を伴うし、逆に国家を軽視する立場が極端に行き過ぎると、ついに人間の社会的生存性を忘れ、共同生活の統制秩序を無視して、無政府主義に陥る危険を伴うということを、注意する必要がある...
矢部貞治 「政治学入門」
...これにたしかな国家観念を与える...
山本周五郎 「新潮記」
...国家観念の欠如(けつじょ)を云い...
吉川英治 「新書太閤記」
...あきらかな日本的自覚と国家観をすでに呼びもどしていたことを...
吉川英治 「新書太閤記」
...少年期の幼い国家観念しかなかったせいでもあろうが...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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