...田舎出の議員の多くは汽車に乗込んでぞろぞろ国元へ帰つて往(い)つた...
薄田泣菫 「茶話」
...しぶしぶ丹三郎を連れて国元を出発したが...
太宰治 「新釈諸国噺」
...「私などは国元の猪名川を幼少の頃より毎日のように馬で渡ってなれて居りますので...
太宰治 「新釈諸国噺」
...………実はその後彼方(あちら)さんのお国元の方を調べてみましたのですが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...時々国元へ千円二千円と送って来まんねん...
谷崎潤一郎 「細雪」
...国元の駅頭で阻止されているとも聞いている...
戸坂潤 「社会時評」
...又又国元にてがく問世話になり候へば...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...国元に起った正木作左衛門の変も知らず...
吉川英治 「剣難女難」
...ここのはもうチラホラ咲いているの」「お国元のご両親にも...
吉川英治 「私本太平記」
...国元にて病中のため...
吉川英治 「私本太平記」
...やれ国元の変事のと...
吉川英治 「私本太平記」
...下野(しもつけ)から国元の人数およそ百五十騎が追ッついて来た...
吉川英治 「私本太平記」
...して国元はどちらだね」「鳥取の池田家に仕えます者で...
吉川英治 「醤油仏」
...ひとまず国元へ引き返して...
吉川英治 「新書太閤記」
...国元からやって来たのだ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...お国元へ帰(けえ)ったら...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...国元の紀州にいた時分から...
吉川英治 「八寒道中」
...国元の者のあいだに...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
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