...国元(くにもと)にはただ女(おんな)小供(こども)が残(のこ)って居(い)るばかりでございました……...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...『国元に身元を問合わせてみるから...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...国元の殿様と親爺にお知らせするつもりだ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...国元を発足した時の旅の予定より十日ちかくもおくれて...
太宰治 「新釈諸国噺」
...わしは国元を出る時...
太宰治 「新釈諸国噺」
...又蔵に「聞いたか」「はい」「御国元ではお待ちじゃによって...
直木三十五 「南国太平記」
...国元へは私から知らせてもらいたいという依頼もありました...
夏目漱石 「こころ」
...国元の母から手紙が来た...
夏目漱石 「三四郎」
...このあいだ国元(くにもと)へ三十円の不足を請求した...
夏目漱石 「三四郎」
...細君は国元へひきとられて...
平林初之輔 「犠牲者」
...国元の始末なども...
吉川英治 「私本太平記」
...――足利ノ庄の国元にいて...
吉川英治 「私本太平記」
...のみならず国元では兵を挙げんとする風聞さえあったので...
吉川英治 「私本太平記」
...お国元かの」「総領ですから」「良持どのが...
吉川英治 「平の将門」
...かつて自分が、国元で、不義をして捨てた女の兄――それは安成三五兵衛だった...
吉川英治 「野槌の百」
...江戸表と国元のふた手にわかれて同時にそれを断行するのだ)と...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...国元の者のあいだに...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
...象山も国元松代で幽閉(ゆうへい)の身となった...
吉川英治 「山浦清麿」
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