...鉄の魔術の国俊から眼を移すと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...来国俊の一刀を取り上げたのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...愛蔵の来国俊の鍔際(つばぎわ)から...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――まさに紛(まぎ)れもない来国俊を拾って来てくれたのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...拙者の来国俊は縁側の刀架(とうか)にあったのだぞ――その時拙者は雪隠(せっちん)に入って居たのだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そのなかで、思いがけない、今では、国宝級の国俊も、お父さんが東京から買って来て、御褒美に貰ったものだといいます...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...中身は来国俊(らいくにとし)だから...
山本周五郎 「風流太平記」
...それに来国俊(らいくにとし)の大刀を添えて伝吉に差し出した...
吉川英治 「剣難女難」
...来国俊(らいくにとし)の一刀を押しいただいて...
吉川英治 「剣難女難」
...御方に持ち去られた筈の国俊(くにとし)の一刀が...
吉川英治 「剣難女難」
...お返し申しますぞえ」とすっかり手入れの出来た来国俊(らいくにとし)を渡してくれた...
吉川英治 「剣難女難」
...青味がかった金肌に打ち粉の見える来国俊...
吉川英治 「剣難女難」
...雨の粒さえ割るかと見える来国俊に風が立つ...
吉川英治 「剣難女難」
...来国俊の刀も折れろ...
吉川英治 「剣難女難」
...水の垂(た)るるが如き国俊の一刀を...
吉川英治 「剣難女難」
...新九郎は草むらに忍ばせてある国俊の一刀を白衣の腰に落し...
吉川英治 「剣難女難」
...あたかも来国俊に乗りうつッたかのように...
吉川英治 「剣難女難」
...「是非がない――」抜くや国俊!寄ったる一人を真ッ向満月...
吉川英治 「剣難女難」
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