...見る見る君が故国の運命と...
石川啄木 「詩」
...自国の運命はどうなるであろうかという事であったに相違ありません...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...オフィリヤも不憫(ふびん)ではありますが、国の運命には、かえられませぬ...
太宰治 「新ハムレット」
...場合によってはある一人のこういう耐久力のいかんによって一軍あるいは一国の運命が決するようなことがないとも限らない...
寺田寅彦 「記録狂時代」
...ほとんど同じように一国の運命に影響する可能性の豊富な大天災に対する国防策は政府のどこでだれが研究しいかなる施設を準備しているかはなはだ心もとないありさまである...
寺田寅彦 「天災と国防」
...之は殆んど凡ての後進資本主義国の運命なのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...私の国の運命にはかえられません...
野村胡堂 「天才兄妹」
...「昔し昔しナポレオンの乱にオランダ国の運命は断絶して本国は申するに及ばずインド地方まで悉(ことごと)く取られてしまって国旗を挙げる場所がなくなった所が世界中纔(わず)かに一箇処を残したソレは即ち日本長崎の出島である...
服部之総 「福沢諭吉」
...……これは安南帝国の運命に重大な関係をもつあることで...
久生十蘭 「魔都」
...昔し/\拿破翁(ナポレオン)の乱に和蘭(オランダ)国の運命は断絶して...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...アストリア王国の運命はないなあ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...あまつさえ英国の運命がこの手紙にかかっています...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...徹男さんは学生でしたが兄さんの山田先生とちがって沈うつな位に控え目な人がらでありながら国の運命を深く心配していて口には言いませんが...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...清国の運命はアジアの運命につながっています...
森本薫 「女の一生」
...我々は決して自国の運命に驚いてはならないことを教えられます...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...蜀帝国の運命はもっと重うございます」「関羽は国家の重鎮...
吉川英治 「三国志」
...お前らの住んでおるこの国の運命が心配だ...
吉川英治 「新書太閤記」
...自国の運命を知っていた...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索