...議論中に意見を固持することは大切だ...
...彼女は自分の意見を固持する人だ...
...彼は成功するために、目標を固持して努力し続けた...
...不思議なもので、習慣が身につくと固持されてしまうことがある...
...良い環境を持続・固持するためには、それなりの努力が必要だ...
...しかしそれでも家の中の情実に対しては多くの無駄を固持してゐた...
伊藤野枝 「乞食の名誉」
...なお頑固に前説を固持して贓品の追徴をしなければ...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...松村は自説を固持し...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...彼は反対意見を固持した...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...一方的観察を固持して...
太宰治 「古典竜頭蛇尾」
...飽くまで国家の学制を覆すやうな意向を固持するなら...
辰野隆 「浜尾新先生」
...そして之を固持したり排斥したりしようとするのである...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...だからこの存在は又一定の形態を固持せねばならないわけである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...青銅のように自分の形を固持する形式ではなくして封蝋のように空しい質料が夫である...
戸坂潤 「性格としての空間」
...すなわち「神道」を固持していたことも想像にかたくない...
蜷川新 「天皇」
...その他のものを固持したり狙(ねら)つたりする努力は...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...この研究の行程の固持しようと努めて來た二つの事柄である*...
三木清 「歴史哲學」
...という意見を固持していた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...依然たる「謎語(なぞ)」の姿を固持しております...
夢野久作 「鼻の表現」
...虚勢(きょせい)を固持しておられるうちは...
吉川英治 「大岡越前」
...一徹に我(が)を固持しておらるるのではないか」刑部の低くて太い声には...
吉川英治 「大谷刑部」
...自説を固持して敢えて服する色もなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...主観的な判断を固持する人であった...
和辻哲郎 「鎖国」
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