...議論中に意見を固持することは大切だ...
...彼女は自分の意見を固持する人だ...
...彼は成功するために、目標を固持して努力し続けた...
...不思議なもので、習慣が身につくと固持されてしまうことがある...
...良い環境を持続・固持するためには、それなりの努力が必要だ...
...此の二種類はお互ひに根からの相異を固持してゐるのではない...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...彼は反対意見を固持した...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...飽くまで国家の学制を覆すやうな意向を固持するなら...
辰野隆 「浜尾新先生」
...入牢せられたものとも想像されず」と否定説を固持してゐるのである...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...だから彼はその固持しようとする因果律を高々一種の発見的原理に過ぎないものにまで譲歩させる...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...そして之を固持したり排斥したりしようとするのである...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...だからこの存在は又一定の形態を固持せねばならないわけである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...方法主義に対して体系主義ともいうべきものを固持する...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...例へば日露戰爭の當時世界の同情を引く爲めには外國に向つて妙に取り立てゝ日本の軍人中にもクリスト信者の多い事を申譯らしく廣告しながら外に見えない處では依然として舊弊を固持しやうとして居る...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...一つの主義に固持して終世世に容(い)れられなかった人もあり...
新渡戸稲造 「ソクラテス」
...周子は飽くまでも無感興を固持してゐた...
牧野信一 「毒気」
...それ以上自説を固持するわけにはゆかなかったので...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...煩瑣論(はんさろん)的な自尊心を固持しているのが常のようだ...
山本周五郎 「季節のない街」
...依然たる「謎語(なぞ)」の姿を固持しております...
夢野久作 「鼻の表現」
...七之助が相変らず伝統を固持していわゆる口伝式(くでんしき)な...
吉川英治 「銀河まつり」
...自説を固持して敢えて服する色もなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...固持する自己の公算からも割りきれない面持(おももち)なのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...自分の望みばかり固持していられなかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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