...議論中に意見を固持することは大切だ...
...彼女は自分の意見を固持する人だ...
...彼は成功するために、目標を固持して努力し続けた...
...不思議なもので、習慣が身につくと固持されてしまうことがある...
...良い環境を持続・固持するためには、それなりの努力が必要だ...
...しかしそれでも家の中の情実に対しては多くの無駄を固持してゐた...
伊藤野枝 「乞食の名誉」
...一方的観察を固持して...
太宰治 「古典竜頭蛇尾」
...飽くまで国家の学制を覆すやうな意向を固持するなら...
辰野隆 「浜尾新先生」
...入牢せられたものとも想像されず」と否定説を固持してゐるのである...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...だから彼はその固持しようとする因果律を高々一種の発見的原理に過ぎないものにまで譲歩させる...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...従って彼等は之を固持することかくも執拗なのである...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...例へば日露戰爭の當時世界の同情を引く爲めには外國に向つて妙に取り立てゝ日本の軍人中にもクリスト信者の多い事を申譯らしく廣告しながら外に見えない處では依然として舊弊を固持しやうとして居る...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...すなわち「神道」を固持していたことも想像にかたくない...
蜷川新 「天皇」
...彼女は大變な禮式固持者だつたから...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...それ以上自説を固持するわけにはゆかなかったので...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...なお「蒲生ならでは」と固持するのは頑迷か片意地に類する...
山本周五郎 「日本婦道記」
...虚勢(きょせい)を固持しておられるうちは...
吉川英治 「大岡越前」
...旧時代の夢を固持している輩のみが...
吉川英治 「三国志」
...馬謖は、自説を固持して、「山上へ陣取れ」と、指揮を発し、自身また、街亭の絶頂へのぼった...
吉川英治 「三国志」
...ひたすら魏軍の妄動(もうどう)を誘う消極戦法を固持している理由は...
吉川英治 「三国志」
...固持する自己の公算からも割りきれない面持(おももち)なのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...我説(がせつ)を固持(こじ)して...
吉川英治 「新書太閤記」
...主観的な判断を固持する人であった...
和辻哲郎 「鎖国」
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