...議論中に意見を固持することは大切だ...
...彼女は自分の意見を固持する人だ...
...彼は成功するために、目標を固持して努力し続けた...
...不思議なもので、習慣が身につくと固持されてしまうことがある...
...良い環境を持続・固持するためには、それなりの努力が必要だ...
...インドの如きは今なお四千年前の制度を固持して政治的に無力となり...
石原莞爾 「最終戦争論」
...しかしそれでも家の中の情実に対しては多くの無駄を固持してゐた...
伊藤野枝 「乞食の名誉」
...そうでなかったなら――あの一定の方針を固持する能力が彼女にあったら――彼女は没落していたであろう...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...だから彼はその固持しようとする因果律を高々一種の発見的原理に過ぎないものにまで譲歩させる...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...そして之を固持したり排斥したりしようとするのである...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...従って彼等は之を固持することかくも執拗なのである...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...青銅のように自分の形を固持する形式ではなくして封蝋のように空しい質料が夫である...
戸坂潤 「性格としての空間」
...方法主義に対して体系主義ともいうべきものを固持する...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...彼が執拗(しつよう)にそれを固持したためである...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...周子は飽くまでも無感興を固持してゐた...
牧野信一 「毒気」
...それ以上自説を固持するわけにはゆかなかったので...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...もし位階が問題であり且つ二つの規定が分れたものとして固持さるべきならば...
三木清 「歴史哲學」
...先客はやはりねばって二枚説を固持して...
室生犀星 「芥川の原稿」
...煩瑣論(はんさろん)的な自尊心を固持しているのが常のようだ...
山本周五郎 「季節のない街」
...依然たる「謎語(なぞ)」の姿を固持しております...
夢野久作 「鼻の表現」
...旧時代の夢を固持している輩のみが...
吉川英治 「三国志」
...固持する自己の公算からも割りきれない面持(おももち)なのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...固持しているのか」「あたりまえじゃないか...
吉川英治 「親鸞」
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