...議論中に意見を固持することは大切だ...
...彼女は自分の意見を固持する人だ...
...彼は成功するために、目標を固持して努力し続けた...
...不思議なもので、習慣が身につくと固持されてしまうことがある...
...良い環境を持続・固持するためには、それなりの努力が必要だ...
...インドの如きは今なお四千年前の制度を固持して政治的に無力となり...
石原莞爾 「最終戦争論」
...しかしそれでも家の中の情実に対しては多くの無駄を固持してゐた...
伊藤野枝 「乞食の名誉」
...飽くまで国家の学制を覆すやうな意向を固持するなら...
辰野隆 「浜尾新先生」
...入牢せられたものとも想像されず」と否定説を固持してゐるのである...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...だから彼はその固持しようとする因果律を高々一種の発見的原理に過ぎないものにまで譲歩させる...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...二人は必ず自分自身の意見を固持するようになりました...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...例へば日露戰爭の當時世界の同情を引く爲めには外國に向つて妙に取り立てゝ日本の軍人中にもクリスト信者の多い事を申譯らしく廣告しながら外に見えない處では依然として舊弊を固持しやうとして居る...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...一つの主義に固持して終世世に容(い)れられなかった人もあり...
新渡戸稲造 「ソクラテス」
...すなわち「神道」を固持していたことも想像にかたくない...
蜷川新 「天皇」
...その他のものを固持したり狙(ねら)つたりする努力は...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...先客はやはりねばって二枚説を固持して...
室生犀星 「芥川の原稿」
...という意見を固持していた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...虚勢(きょせい)を固持しておられるうちは...
吉川英治 「大岡越前」
...一徹に我(が)を固持しておらるるのではないか」刑部の低くて太い声には...
吉川英治 「大谷刑部」
...七之助が相変らず伝統を固持していわゆる口伝式(くでんしき)な...
吉川英治 「銀河まつり」
...我説(がせつ)を固持(こじ)して...
吉川英治 「新書太閤記」
...固持しているのか」「あたりまえじゃないか...
吉川英治 「親鸞」
...小さな秘密を固持する必要はございますまい...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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