...彼は物語を図絵で説明した...
...図絵のように美しい景色に魅了された...
...絵本の図絵を見て、子供たちは大喜びだった...
...図絵を描いている最中に時間を忘れた...
...彼女は図絵を描くことがとても上手だ...
...名所図絵にありそうな人通りを見ていると...
泉鏡花 「浮舟」
...江戸名所図絵(えどめいしょずえ)を見ても分る...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...波止場を上る東海道中諸国往来風俗図絵――薬籠(やくろう)を一僕に荷わせたお医者...
中里介山 「大菩薩峠」
...図絵が満ちている...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうしてあたかも健三を『江戸名所図絵』の名さえ聞いた事のない男のように取扱った...
夏目漱石 「道草」
...ここに『江戸名所図絵』がある...
長谷川時雨 「鬼眼鏡と鉄屑ぶとり」
...名所図絵を繰って...
林不忘 「あの顔」
...でも現代末世の吉原図絵は最早慌しい生活裡にある作家諸君の感興を特別に誘引するやうなものはないのであらうか...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...高篤三所蔵「風俗画報」の「浅草名所図絵」の挿絵家山本松谷は流石に心得たもので三味線堀の図に配するに捕鼠器にかかつた鼠をこの堀に棄てに行く町娘並びにその背後から興がり噺し立てて行く町の悪童どもを描いてゐる...
正岡容 「下町歳事記」
...小林清親や井上探景の「明治東京名所図絵」のやうな開化風景が展開されてゐて...
正岡容 「寄席風流」
...不幸の図絵であったかということは今日すべての男女が知っている...
宮本百合子 「明日をつくる力」
...さまざまの角度から劇的な一つの図絵である...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第十巻)」
...しかも深い人生図絵の感興があります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...○本誌の民俗図絵について立石君の民俗図絵は面白いね...
柳宗悦 「台湾の民藝について」
...かやうな彫刻や図絵を作ることは...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...その平家村史料は、週刊朝日誌上で募集をこころみた結果、全国の平家村分布地方から約二百七、八十通にのぼる口碑、伝説、図絵、歌謡、風俗、変遷などの御報告があったものなのですが、いかんせん、これの整理にはたいへんな日時とまた重複、錯誤(さくご)などもただして、さらに筆を加えなければなりませんので、研究目的は果たされたわけですが、まだこれを上梓(じょうし)するまでには整っておりません...
吉川英治 「随筆 新平家」
...「福原びんかがみ」や「摂津名所図絵」にみえる河原太郎兄弟の塚とか二本松なども...
吉川英治 「随筆 新平家」
...前から小説の背景とする必要に迫られ、地名辞書、古絵図、五万分ノ一地図、名所図絵、地誌などに依って、空想で作りあげていた私の胸中山水と、この土地の実景や地理が、どこも意外に思う節がないほど、偶然にも一致していたからだった...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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