...僕はすきをねらってもう一度八っちゃんの団子鼻の所をひっかいてやった...
有島武郎 「碁石を呑んだ八っちゃん」
...さしずめ鼻は団子鼻というのではない...
上村松園 「三味線の胴」
...赤い団子鼻(だんごばな)をごしごしとこすった...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...彼の大きな団子鼻は寒気のために苺(いちご)のように赤かった...
海野十三 「蠅男」
...鼻は団子鼻というのに近く...
高見順 「如何なる星の下に」
...団子鼻に墮そうとするのを鼻のわきの深い皺(しわ)がそれを助けた...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...ほとんど彼の団子鼻のあたりまでも生え下っていた...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...先だけがぽつりと高い団子鼻が...
豊島与志雄 「子を奪う」
...彼女の鼻はいくらか団子鼻ではあるが...
豊島与志雄 「失策記」
...丸顔、団子鼻、大きな口、長い上唇、まるで両肩に乗ったコブだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...赤ら顔で縮れっ毛で団子鼻(だんごッぱな)のどんぐり眼(まなこ)と来ていますから何ぼ何でも東京へ連れて来て僕のワイフですと人中(ひとなか)へ出せません...
村井弦斎 「食道楽」
...お人好しと見られる「団子鼻」...
夢野久作 「鼻の表現」
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