...是れ豫算を軍人眼を以て立つるに因る...
石川啄木 「雲間寸觀」
...政党もその道を誤ったに因る...
大隈重信 「勢力の中心を議会に移すべし」
...かくの如きはなんに因るかというに...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...寧ろ其の亡びる原因が内部に生じたのに因るのである...
丘浅次郎 「人類の将来」
...その音源のどの方面にあるかということを一瞬間に識別するのはどういう官能に因るものか...
寺田寅彦 「試験管」
...犯罪に因る處罰の場合を除いては...
日本国 「日本國憲法」
...一つは地勢にも因るのだが...
野上豊一郎 「吹雪のユンクフラウ」
...主として国民性と国情に因るものであって...
野上豊一郎 「レンブラントの国」
...故に学者は自家独立の研究に因る学説発見などでも...
穂積陳重 「法窓夜話」
...此の如く前後の取扱に相違あること一はその人の性質に因り一は参謀と管理部の間に一応の掛合ありしに因り一は総督府内より参謀へ云々せしに因る等多少の原因ありと覚ゆれど風説は暫(しば)らく記さず...
正岡子規 「従軍紀事」
...その感じたるは「憎しや」の一語あるに因る者にして...
正岡子規 「俳句の初歩」
...なほ人事の特色とすべき時間を写さずして空間を写すは俳句の性質の然らしむるに因る...
正岡子規 「俳人蕪村」
...いくばくかこの歌を見馴(な)れ聞き馴れたるにも因るべければそは論ぜず...
正岡子規 「人々に答ふ」
...専ら親の念力で暖めると誤解するに因る)...
南方熊楠 「十二支考」
...伝説にこれはパトリク尊者の制禁に因るという...
南方熊楠 「十二支考」
...吾輩に取っては稀代の異聞としか想われぬに因る...
南方熊楠 「十二支考」
...恐くは腸胃の不調和等に因る痙攣であつただらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...二つの理由に因るのです...
柳宗悦 「民藝四十年」
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