...而して存ると存らざるとは磐に拠ると拠らざるとに因るとのことである...
内村鑑三 「聖書の読方」
...恐くは土壌中銅化合物を存在するに因るならん」と添え書があった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...正直も事に因る也...
大町桂月 「猫征伐」
...其頃画いた祖父の肖像画の出来栄が故郷の人達を驚かしたのに因ると伝え聞いている...
高村光太郎 「智恵子の半生」
...その爆発に因る地震も非常に多く...
田中貢太郎 「日本天変地異記」
...土地賣買實價下落に因る富力の減失...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
......
春のやおぼろ 「怪談牡丹灯籠」
...個々の作者をみれば一つはみちびく人のなきにも因ることと存候へども迷ひ居候こと気の毒なるばかりに有之候...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...精細的美を解したるに因る...
正岡子規 「俳人蕪村」
...いくばくかこの歌を見馴(な)れ聞き馴れたるにも因るべければそは論ぜず...
正岡子規 「人々に答ふ」
...専ら親の念力で暖めると誤解するに因る)...
南方熊楠 「十二支考」
...伝説にこれはパトリク尊者の制禁に因るという...
南方熊楠 「十二支考」
...恐くは腸胃の不調和等に因る痙攣であつただらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その藝術からの衝動に因るのであった...
柳宗悦 「朝鮮の友に贈る書」
...とりわけ新鮮な印象を受け得たことに因るのです...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...その風格は賤(しず)が家(や)に因るものであろう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...粗末にしてもいゝ紙が殖えたからに因る...
柳宗悦 「和紙の美」
...旅さきの旅籠屋(はたごや)などで飮むののうまいのも一に是に因るであらう...
若山牧水 「樹木とその葉」
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