...四阿でお茶を飲むのは風情がある...
...庭に石造りの四阿があります...
...四阿に入って涼むのが好きです...
...京都の古いお寺には四阿があります...
...四阿の上からの眺めは最高です...
...そのさま四阿屋(あづまや)の行くが如し...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...やがて四阿の向うに来ると...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...「春」住む庭の四阿屋(あづまや)に風の通路(かよひぢ)ひらけたり...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...恰度庭の四阿で友達と遊んでいるのを見たので...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「魂の喘ぎ」
...またその奥に思いがけなき四阿(あずまや)あるなど...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...常春藤(ふゆつた)の陰に立つ四阿(あずまや)を見て...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...四阿(あずまや)のまん中には木製の緑色のテーブルが地面へ掘っ立てになっていて...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...アリョーシャは最初から兄の浮き立った様子に気づいていたが、四阿へはいると、テーブルの上にコニャクの小びんと、杯が置いてあるのを見て取った...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...何んとか外の方法を採って頂きます」「それは言うまでも無い」二人は四阿(あずまや)の粗末な卓に対して...
野村胡堂 「死の予告」
...しゃれた鋳金の把手(とって)をまわして四阿のなかにはいると...
久生十蘭 「あなたも私も」
...四阿(あずまや)の傍えには一基のアーク燈...
久生十蘭 「魔都」
...四阿のところでほんものの仮面強盗が出ました...
平林初之輔 「探偵戯曲 仮面の男」
...茶室めいた四阿(あずまや)が一軒たっている...
平林初之輔 「動物園の一夜」
...そこからは庭の奧の四阿屋の中でもういい年をした一組の男女の戲れ合つてゐるのが丸見えになつた...
堀辰雄 「エトランジェ」
...遠慮深く眼を覆つて庭隅の四阿(あづまや)で莨を喫してゐると...
牧野信一 「まぼろし」
...おまけに舞台面そっくりの日本の四阿亭(あずまや)まであって...
三浦環 「お蝶夫人」
...1465四阿(あずまや)を覆へ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...――伴(ともな)われるまま庭園の四阿亭(あずまや)に入って...
吉川英治 「新・水滸伝」
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