...李汾(りふん)は山水が好きで四明山(しめいざん)にいた...
田中貢太郎 「豕」
...四明山の頂上の松の下に小さな草庵があって...
田中貢太郎 「牡丹燈記」
...四明山頂の草庵へ行ったが...
田中貢太郎 「牡丹燈記」
...四明山頂の草庵(そうあん)へ往ったところで...
田中貢太郎 「牡丹燈籠 牡丹燈記」
...二人は四明が嶽の頂きから...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...四明ヶ岳へ出ることができた...
直木三十五 「南国太平記」
...「頂上は、余程あると見えるの」左手は、熊笹ばかりの山で、径は、左へ左へ行くが、四明の絶頂は、少しも、現れて来なかった...
直木三十五 「南国太平記」
...四明ヶ岳の上高く睨みつけました...
中里介山 「大菩薩峠」
...三十四明日(あした)は梨畑(なしばたけ)を見に行くんだと橋本から申し渡されたので...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...大廂(おおびさし)からすぐ仰げる四明(しめい)ヶ嶽(だけ)の白雲を仰ぎ合っているところであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...四明(しめい)ヶ嶽(だけ)の山裾(やますそ)へかくれてゆく...
吉川英治 「新書太閤記」
...たちまち四明颪(しめいおろし)につつまれて暗い沢の果てへ去ってしまった...
吉川英治 「親鸞」
...四明ヶ岳へ登った...
吉川英治 「平の将門」
...そこから見える四明(めい)ヶ岳(たけ)や...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...矢走(やばせ)の渡船場(とせんば)から四明ヶ岳の方にはいるには...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...――四明ヶ岳は夜が明けたのである...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...やっと辿(たど)り着いた四明ヶ岳――そこの中腹にある山荘の黒門の前に...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...四方唯だ杉の林があるのみで、しかも溪間の行きどまりになつた所に在るために根本中堂だの淨土院だの釋迦堂だの、または四明嶽、元黒谷などへ往來する參詣人たちも殆んど立ち寄る事なく、まる一週間滯在してゐる間、私はこの金聾の爺さんのほか、人間の顏といふものを餘り見る事なくして過してしまつた...
若山牧水 「山寺」
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