...四方八方に撒き散らしている...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...酒の滴を四方八方に向かって捧げたが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...四方八方に愛嬌を振舞いては...
石川啄木 「菊池君」
...四方八方に活動を開始した...
海野十三 「地球発狂事件」
...四方八方に枝を張りて...
大町桂月 「三里塚の櫻」
...四方八方に心配を惹(ひ)き起せり...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...君は、もとから神経が繊細で、それはまた君の美点でもあり、四方八方に、こまかく気をくばってくれて、遠い将来の事まで何かと心配し、わしに進言してくれるので、わしは大変たすかり、君でなくてはならぬと、心から感謝し、たのもしくも思っていたのですが、それが同時に君の欠点でもあって、豪放磊落(らいらく)の気風に乏しく、物事にこせこせして、愚痴っぽく、思っていることをそのまま言わず、へんに紳士ふうに言い繕う癖があります...
太宰治 「新ハムレット」
...四方八方に飛散し...
太宰治 「眉山」
...四方八方にけわしいまなざしをくばって...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...四方八方に飛び散った」「何しろ不思議な雷鳴じゃ」監物の耳にこんな話が聞えて来たが...
田中貢太郎 「不動像の行方」
...四方八方に拡がり得るとしても...
豊島与志雄 「小さき花にも」
...それでも行住坐臥四方八方にたてられた制札ばかりを気にかけて子供が遊ばねばならぬやうな遊びかたをしたこともなく...
中勘助 「銀の匙」
...四方八方に霜柱が伸び出て...
中谷宇吉郎 「凍上の話」
...四方八方に気兼ねばかりしている...
久生十蘭 「蝶の絵」
...外を見るとき、私は四方八方に、論争、矛盾、怒り、悪口、非難を予見する...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...いわゆる都合によりてその愛を四方八方に立ち寄らしむるを得る者といわば...
福田英子 「妾の半生涯」
...セリの茎が立って梢に花の咲く時分前後モウ既にその茎の下部から四方八方に匐枝を引き長く泥面を這うている...
牧野富太郎 「植物記」
...それ程でなくとも作者として一種の変テコな失礼を四方八方に働らいたような良心的な苛責を感ずる事になるのだからツイ遠慮したくなるのである...
夢野久作 「創作人物の名前について」
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