...頭の中に巣食うた四十雀にも...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...とんとその樹は四十雀が実のつたやうぢやとも申さうず...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...忽ちそれが数限りもない四十雀(しじふから)の群となつて...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...山男は四十雀と庵を守つて...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...そして四十雀(がら)のやうに声を立てて笑つた...
薄田泣菫 「茶話」
...四十雀(しじゅうから)が五六羽(ぱ)...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...手水鉢(ちょうずばち)のほとりには思いがけない椿の古木があって四十雀(しじゅうから)や藪鶯(やぶうぐいす)が来る...
永井荷風 「花火」
...委員会の方はとにもかくにも手に握った四十雀だという...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...私達の頭上に近い枝の上で四十雀が二三羽絶えず啼きかはしながら蟲を拾つてゐるつきり...
堀辰雄 「牧歌」
...庭木の細かい枝をくぐる鶸(ひわ)や四十雀(しじゅうから)の姿も目に止った...
水上滝太郎 「果樹」
...」けれども蜂雀はやっぱりじっとその細いくちばしを尖(とが)らしたまま向うの四十雀(しじゅうから)の方を見たっきり二度と私に答えようともしませんでした...
宮沢賢治 「黄いろのトマト」
...なぜって第一あの美しい蜂雀がたった今まできれいな銀の糸のような声で私と話をしていたのに俄かに硬(かた)く死んだようになってその眼もすっかり黒い硝子玉(ガラスだま)か何かになってしまいいつまでたっても四十雀ばかり見ているのです...
宮沢賢治 「黄いろのトマト」
...その眼は向うの四十雀(しじゅうから)をだまって見ていたのです...
宮沢賢治 「黄いろのトマト」
...四十雀(しじゅうから)でも藪鶯(やぶうぐいす)でも...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...どうも小さい頃見た四十雀の巣ともちがう...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...シジュユカラ(四十雀)などもいずれの辞書にも説明に困っているが...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...四十雀(しじゅうから)が家を捜しまわって...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...足もとで栗鼠と四十雀が遊んでいる...
横光利一 「欧洲紀行」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??