...四分六分の殘酷な小作で...
石川啄木 「雲は天才である」
...それにもみ沢山の南京米四分麦六分といういわゆる四分六飯に大ぶ閉口もしていたのだから...
大杉栄 「獄中記」
...以前には必ず半分か三分の一か残ったあのまずかった四分六の飯を本当に文字通り一粒も残さずに平らげてしまう...
大杉栄 「獄中記」
...あたかも鳥類の特徴と蜥蜴類の特徴とを七分三分とか四分六分とかに合せたごとき性質のものがいくらもあり...
丘浅次郎 「境界なき差別」
...「海」から「竜角(りゅうかく)」「四分六」のあたりには無数の千鳥(ちどり)が飛んでいて...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...飯は四分六の麦飯であって...
中谷宇吉郎 「若き日の思い出」
...勝目のところはよく行って四分六(しぶろく)...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...先ずハムの湯煮たのと鶏肉(けいにく)の湯煮たのとを四分六分位の割で細かく割(きざ)んで擂(す)り潰(つぶ)して裏漉(うらご)しにします...
村井弦斎 「食道楽」
...即ち「四分六」の割にしているのもあるそうです...
村井政善 「蕎麦の味と食い方問題」
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