例文・使い方一覧でみる「囚」の意味

...ふかく何かに囚（とら）はれてゐる姿を... ふかく何かに囚はれてゐる姿をの読み方
伊東静雄「詩集夏花」

...敵国に使して何とかするというような支那の言葉に囚われて... 敵国に使して何とかするというような支那の言葉に囚われての読み方
大杉栄「続獄中記」

...不意に囚人は無言のまま老人に近づいて... 不意に囚人は無言のまま老人に近づいての読み方
ドストエーフスキイ中山省三郎訳「カラマゾフの兄弟」

...それらの準備の当人たる徒刑囚らのそうぞうしい笑い声が起こった...
ユゴー・ヴィクトル　Hugo Victor 豊島与志雄訳「死刑囚最後の日」

...放免囚徒グロリユー... 放免囚徒グロリユーの読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...恐ろしい疑惑に囚（とら）えられ乍らも... 恐ろしい疑惑に囚えられ乍らもの読み方
野村胡堂「流行作家の死」

...囚徒兵は鎖の重さで立ちあがることも出来ない始末で... 囚徒兵は鎖の重さで立ちあがることも出来ない始末での読み方
久生十蘭「ノア」

...げっそり痩せた囚人が異常な告白をしても驚かなかった... げっそり痩せた囚人が異常な告白をしても驚かなかったの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「諜報部」

...お銀が僕の腕を囚へて... お銀が僕の腕を囚へての読み方
牧野信一「山男と男装の美女」

...囚人共は話し合ふのである... 囚人共は話し合ふのであるの読み方
コロレンコ　Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳「樺太脱獄記」

...囚人の陸揚げに着手した... 囚人の陸揚げに着手したの読み方
コロレンコ　Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳「樺太脱獄記」

...数箇月の間船に押し込まれてゐた囚人が... 数箇月の間船に押し込まれてゐた囚人がの読み方
コロレンコ　Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳「樺太脱獄記」

...そのようなものに囚われた婦人とはまるで違った意味で社会を理解した...
夢野久作「東京人の堕落時代」

...囚人（めしゅうど）と武士との間も... 囚人と武士との間もの読み方
吉川英治「私本太平記」

...囚人（めしゅうど）にひとしいこの扱（あつか）い... 囚人にひとしいこの扱いの読み方
吉川英治「私本太平記」

...さまよっている心細さに囚（とら）われていた... さまよっている心細さに囚われていたの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...重大な囚人（めしゅうど）を主君から預けられたので... 重大な囚人を主君から預けられたのでの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...ふしぎな静寂に囚（とら）われていた... ふしぎな静寂に囚われていたの読み方
吉川英治「新書太閤記」

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