...彼女はいつも囈言を言っている...
...囈言に惑わされるな...
...彼は何か囈言をつぶやいているようだ...
...囈言を広める人たちに注意が必要だ...
...彼の言葉は囈言のように聞こえた...
...」愛に於いて祈りを共にする者の慰藉と疑惑と――自分は病人が半ば囈言のやうに云つた此等の言葉を長く忘れることが出來ない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...赤くかわいた口びるからもれ出るあの囈言(うわごと)……それがどうかすると近々(ちかぢか)と耳に聞こえたり...
有島武郎 「或る女」
...それから……それから(ここで葉子は何がなしに涙ぐましくなった)もしわたしが囈言(うわごと)のような事でもいいかけたら...
有島武郎 「或る女」
...ロミオ そして足下(きみ)の夢(ゆめ)は?マーキュ空想家(ゆめをみるをとこ)は囈言(ねごと)や空言(そらごと)を言(い)ふのが癖(くせ)ぢゃといふことを...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...未だ囈言(うわごと)をいって...
直木三十五 「南国太平記」
...正気か囈言(たわごと)かの境がいよいよ怪しいものになってくる...
中里介山 「大菩薩峠」
...囈言を云つたりするものだ...
南部修太郎 「疑惑」
...私はあの昏睡期に這入つたお前が囈言のやうに語り續けたあの詞が...
南部修太郎 「疑惑」
...取りとめのない囈言(うわごと)をいいながら...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...それが恍惚のときの狂熱の叫びであろうと有頂天の間の囈言(うわごと)であろうと...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...囈言(うわごと)のように...
火野葦平 「花と龍」
...囈言(うわごと)のように...
火野葦平 「花と龍」
...そうしてその夜は夜通し囈言(うわごと)ばかり云っていましたが...
夢野久作 「白髪小僧」
...囈言(うわごと)のように――』『な...
吉川英治 「篝火の女」
...あたかも痴児の囈言(たわごと)のように...
吉川英治 「三国志」
...まだ囈言(たわごと)をほざくかっ」剣を抜いて...
吉川英治 「三国志」
...酔うとすぐ囈言(うわごと)のように...
吉川英治 「新書太閤記」
...襖(ふすま)ごしに聞える朱実の囈言(うわごと)は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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