...喧々囂々の批評が更に新らしく繰返された...
内田魯庵 「四十年前」
...当局に対する囂々(ごうごう)たる非難が捲き起った...
海野十三 「国際殺人団の崩壊」
...議場はたちまち喧々囂(ごう)々となって議会開設以来の混乱に陥った...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...衆兵こぞりて喧囂の戰今は心せじ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...衆は囂々(ごう/\)と叫喚あげて後を追ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...外には汽関車の響や人声が囂々(ごうごう)と騒いで居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...妄りに政府彈劾を事として紛然囂然たるを咎め...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...その喧囂(けんごう)の状の化石が見えるかと思われた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...下では折助どもが喧々囂々(けんけんごうごう)として噪(さわ)ぎ罵りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...棺の周囲に喧々囂々(けんけんごうごう)として...
中里介山 「大菩薩峠」
...々囂々(ぎんぎんごうごう)として入り乱れながらも...
中里介山 「大菩薩峠」
...――世間は囂々(ごうごう)として我々当局者を攻撃して居る有様だ...
野村胡堂 「青い眼鏡」
...洋行中にも伊藤公爵との艶名艶罪が囂(かまびす)しかった...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...囂々(ごうごう)たる音響と...
火野葦平 「花と龍」
...いやどうも! その喧々囂々たる賑はひと...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...此爭論囂々(がう/\)の際に當て...
福沢諭吉 「帝室論」
...「節臘都城人語囂...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...矢来の外の群集も喧々囂々(けんけんごうごう)として...
吉川英治 「剣難女難」
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