...尚も喧々囂々(けんけんごうごう)...
海野十三 「独本土上陸作戦」
...囂々(ごうごう)として意見が尽きずもみにもんで十二時すぎに及んだ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...榎本は囂々(ごうごう)の声にとり囲まれた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...ふたたび囂々の声が四方から起きた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...一囂々(ごうごう)たる社会輿論(よろん)のうちにこの凄惨極まる日記を発表するに当っては...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...アカイアは 295船中さして殺到し高き喧囂わき湧る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...必ずしも進歩自由両派の旧形依然たるを憂へず必ずしも両派の嫉妬軋轢熾んなるを憂へず必らずしも異論群疑の紛々囂々たるを憂へず争ひは益々大なる可し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...喧囂(けんごう)の最中に...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その喧囂(けんごう)の状の化石が見えるかと思われた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...邸の外は囂々(ごうごう)として上も下もこの噂で持切りでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...囂々(ごうごう)と吼(ほ)ゆる風と波とばかりです...
中里介山 「大菩薩峠」
...騒々囂々(ごうごう)...
久生十蘭 「海豹島」
...莫囂圓隣云々の歌讀方諸説あり...
正岡子規 「萬葉集を讀む」
...囂(かまびす)しい話聲に耳を留めてゐた...
正宗白鳥 「新婚旅行」
...囂々(ごうごう)たる批難が学界におこって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「後君厭浪華市井之囂塵...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...慎ませようで」囂々(ごうごう)たる不平はたいへんなものだったが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ここの喧々囂々(けんけんごうごう)さであった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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