...同じ喧囂(けんがう)は我等を迎へたり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...我を忘れた血声の喧囂(さけび)さへ...
石川啄木 「漂泊」
...榎本は囂々(ごうごう)の声にとり囲まれた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...囂々(ごうごう)たる車輪の響きにも拘らずあらゆる物音の聞える耳と...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「十時五十分の急行」
...衆は囂々(ごう/\)と叫喚あげて後を追ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 470水陣さし逃げて走り喧囂絶えず湧き起る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...アカイアは 295船中さして殺到し高き喧囂わき湧る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...外には汽関車の響や人声が囂々(ごうごう)と騒いで居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...喧々囂々(けんけんごうごう)たるうちに...
中里介山 「大菩薩峠」
...ところがその結果はかえって石灰の中に水を入れたような結果になり――喧々囂々(けんけんごうごう)...
中里介山 「大菩薩峠」
...當然喧々囂々たる非難の矢面に立つ責任者だつたから‥‥...
南部修太郎 「死の接吻」
...婦人たちとはちがって喧喧囂囂の声が絶えなかったという...
野上豊一郎 「パリの地下牢」
...お政は囂々(ぎょうぎょう)しく針箱を前に控えて...
二葉亭四迷 「浮雲」
...囂々たる輿論の渦の中に...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...「莫囂圓隣云々の歌」とは「熟田津に」の次にある歌...
正岡子規 「萬葉集を讀む」
...藩地のほうでも囂々(ごうごう)と...
吉川英治 「鬼」
...慎ませようで」囂々(ごうごう)たる不平はたいへんなものだったが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...足元でダイナマイトが囂然(ごうぜん)爆発したような...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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