...しかも沖縄人で断髪した者の嚆矢と言わなければならぬ...
伊波普猷 「私の子供時分」
...邦人にして独逸(ドイツ)語を以て独逸人の前で演説したのは余を以て嚆矢(こうし)とすというような論鋒(ろんぽう)で...
内田魯庵 「鴎外博士の追憶」
...この土地始まって以来我々をもって嚆矢(こうし)とするということであり...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...鉄道を敷設してもって行旅の便に共せしは一八二五年ストックトンよりダーリントン〔ともに英の地名〕の間に開きたるものをもって嚆矢(こうし)とす...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...眞に町人の要求から興つた漢學は是を以て嚆矢とする...
内藤湖南 「大阪の町人と學問」
...經典題説が解題の嚆矢となりしより...
内藤湖南 「敬首和尚の典籍概見」
...欧洲において日本の画家一人を主題としたる出版物はけだしこれを以て嚆矢(こうし)となす...
永井荷風 「江戸芸術論」
...それはかの通俗小説の作家として今では最(も)う忘れられようとしているPaul(ポオル)de(ド)Kock(コック)を以て嚆矢(こうし)と見做(みな)さなければならぬ...
永井荷風 「夏の町」
...如何となれば巴里風のカッフェーが東京市中に開かれたのは実に松山画伯の AU PRINTEMPS を以て嚆矢(こうし)となすが故である...
永井荷風 「申訳」
...草木の風に靡(なび)く様を戦々兢々と真面目(まじめ)に形容したのは是公が嚆矢(はじめ)なので...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...寄りついたのは古井武右衛門君をもって嚆矢(こうし)とするくらいな珍客であるが...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...朱絃舎浜子を嚆矢(こうし)とする...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
......
穂積陳重 「法窓夜話」
...日本の切手に女の働き姿が現れた恐らく嚆(コウ)矢ではないでしょうか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...新聞物上演の嚆矢(こうし)であろう...
山本笑月 「明治世相百話」
...律法の庭に医師の進言の採用せられし嚆矢(こうし)なりと聞けり...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...嚆矢(こうし)とするじゃろう...
吉川英治 「新書太閤記」
...禅林では愚堂を以て嚆矢(こうし)とするといわれている...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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