...たゞの噺(はなし)にすぎないとは云へ...
エマ・ゴオルドマン 伊藤野枝訳 「子供の保護」
...滑稽噺(こっけいばなし)ばかり書き...
太宰治 「人間失格」
...従つて噺家の乗つた俥が木戸へ着くと...
談洲楼燕枝(二代) 「燕枝芸談」
...一口噺をやったり洒落を飛ばしたり...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...たとえお伽噺にせよ...
豊島与志雄 「或る日の対話」
...暫く噺をして居るうちにふと良寛上人の噺が出た...
長塚節 「彌彦山」
...「怪談噺(かいだんばなし)は後で聴くとして...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...むかし彼が子供の頃よくきかされたお伽噺(とぎばなし)に出てくる夕暮...
原民喜 「秋日記」
...昔噺にあるとほりの*鶏の脚で立つた小舎が現はれた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...いつも私に昔噺の中にある業慾者の鼻にぶらさがつたといふソーセージを想像させる態の...
牧野信一 「バラルダ物語」
...或者は到底児童には理解も出来ぬかと見える花柳界の人情噺などを読みつづけて...
牧野信一 「真夏の朝のひとゝき」
...蔵前の大師匠と呼ばれた三代目春風亭柳枝が人情噺「河内山」の続読みをして好評中であると報道してゐる...
正岡容 「下谷練塀小路」
...落語となく人情噺となく講釈となく...
正岡容 「小説 圓朝」
...眼(がん)の配りたったひとつで如実に表さなければならない「噺」の世界では...
正岡容 「小説 圓朝」
...ようやく圓朝は前人未踏の鳴物噺というものを...
正岡容 「小説 圓朝」
...世にも水際立った人情噺を一席演(や)ったので...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...圓朝系の人情噺もひととおりは身につけていた...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...美奈子が某(なにがし)書店に頼んでお伽噺を書かせて貰つて其の稿料で拵(こしら)へた...
與謝野寛 「執達吏」
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