...時価は一噸(とん)二三銭ですがね...
芥川龍之介 「河童」
...總重量 十二億六千四百萬佛噸總熱量 二百十二兆二千四百億大「カロリー」火山噴出物浮石並に火山灰【浮石並に火山灰】破裂の當初最も盛に噴出したるは浮石並に火山灰にして...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...四百噸足らずの襤褸船(ぼろぶね)に乗つて...
石川啄木 「弓町より」
...水準下のを合すれば一千萬噸以上の炭量を有すると云はれ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...惣(すべ)ての文学者(ぶんがくしや)に支払(しはら)ふ原稿料(げんかうれう)を算(つも)れば一万噸(とん)の甲鉄艦(かふてつかん)何艘(なんざう)かを造(つく)るに当(あた)るべく...
三文字屋金平 「為文学者経」
...滝口坑はこの夏までに十万噸(トン)の出炭をしなければならない...
大阪圭吉 「坑鬼」
...飛行船の重さはたちまち数噸も増すにちがひない...
豊島与志雄 「北極のアムンセン」
...何噸(トン)ぐらいで...
中里介山 「大菩薩峠」
...その幾百噸の煙りの一分子がことごとく震動して爆発するかと思わるるほどの音が...
夏目漱石 「二百十日」
...「黄金唇」と「黒唇」の優良品は一噸千ドルを下廻らぬ高価な商品として...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...排水量六千噸(トン)を有する軽巡洋艦のごとき遊艇(ヨット)に搭乗して...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...重さ百噸に近い大戦車が海に沈みもせず...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...僅か六千噸の貨物船キャリフォルニアン号は...
牧逸馬 「運命のSOS」
...この方は噸数のある機帆船と...
三好達治 「海辺の窓」
...妹田(いもだ)農場の一噸積(トンづみ)シボレーの使い古した牛乳車(トラック)で...
夢野久作 「衝突心理」
...三千二百噸の機関長の補充として御乗船願いたいが...
夢野久作 「焦点を合せる」
...此駅から発送される貨物は粟が主で、一年に約七万噸、全満洲から輸出される粟総額の三分の一に当つてゐる...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...いつか明瞭に噸序がたつて來た...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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