...……二万噸の××は白じらと乾いたドックの中に高だかと艦首を擡(もた)げていた...
芥川龍之介 「三つの窓」
...日本海軍の一万噸(トン)巡洋艦でも追駈けることができますよ...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...三万噸はある」「軍需品を積んでいるようですな...
海野十三 「太平洋雷撃戦隊」
...爆薬は二十噸(トン)積めるという世界に誇るべき優秀機だった...
海野十三 「流線間諜」
...埋蔵量六百万噸(トン)――会社の事業の大半はこの炭坑(やま)一本に賭けられて...
大阪圭吉 「坑鬼」
...それは五百噸(とん)の船で廿六人の水夫...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「グロリア・スコット号」
...そしてこの六十五噸の小帆船の處置について老中をはじめとする役々の動きの記録が殘されたが...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...和蘭商館の妨害を忌避するばかりでなしに六十五噸のブラザース號がのこのこやつてきたのと同樣な...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...俗にミガキ鋼板というのが約八十噸あまりありました...
豊島与志雄 「乾杯」
...そうして六百噸(トン)のブイアンシーのある船を...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...それは一噸以上の重みがございますから」母はおずおず手を伸してマッチの箱に触れた拍子に...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...船は忽(たちま)ちゴースタンして七千噸(トン)の惰力をヤット喰止(くいと)めながら沖へ離れた...
夢野久作 「難船小僧」
...妹田(いもだ)農場の一噸積(トンづみ)シボレーの使い古した牛乳車(トラック)で...
夢野久作 「衝突心理」
...「この室(へや)に石炭が何噸(トン)...
夢野久作 「焦点を合せる」
...青島(チンタオ)から脱け出した三千六百噸の独逸(ドイツ)巡洋艦エムデンが...
夢野久作 「焦点を合せる」
...噸(トン)数は二千五百...
夢野久作 「幽霊と推進機」
...その翌年一四八六年にはバルトロメウ・ディアスが五十噸の船二隻で出発している...
和辻哲郎 「鎖国」
...かかる契約の下に政府は五隻の船(一三〇噸二隻、九〇噸二隻、六〇噸一隻)及び乗員二三四名に対する二年間の食糧を提供した...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索