...我が告發せん折に臍(ほぞ)を噬(か)む悔あらんと喝(かつ)したり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...この時我は我胸を噬(か)む卑怯の蛆(うじ)の兩斷せらるゝを覺えしが...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...今二匹が噬合ひはじめて...
巌谷小波 「こがね丸」
...さては此奴(こやつ)が噬(か)みしならんト...
巌谷小波 「こがね丸」
...重ねて見当らばただ一噬みと...
巌谷小波 「こがね丸」
...噬(か)みかかるをば文角は...
巌谷小波 「こがね丸」
...第十五回黄金丸はまづ聴水を噬みころして...
巌谷小波 「こがね丸」
...始終相搏噬(あいはくぜい)している...
大隈重信 「始業式に臨みて」
...毒蛇に肉を噬(か)まし...
田中貢太郎 「令狐生冥夢録」
...以て信服を求む可からず而も面從一變すれば主を噬むの狗となり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...以て信服を求む可からず而も面従一変すれば主を噬むの狗となり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...あるいは彼を呑噬(どんぜい)せんとする……...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...栗を噬りながらせつせと歩いた...
長塚節 「痍のあと」
...主人ががら/\いつては引き留めたがるが本當に麥飯と大根とそれから乾(ごまめ)ばかり噬つて我慢をしなければならぬから...
長塚節 「濱の冬」
...下女が欠を噬(か)み殺す...
森鴎外 「独身」
...トルコの菓子や阿月渾子(あるごんす)を噬(か)みながら...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「不可説」
...かれらの反噬(はんぜい)は警戒を要するのである...
山本周五郎 「思い違い物語」
...それもいわゆる噬臍(ぜいせい)の悔(く)いなるもので...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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