例文・使い方一覧でみる「噛みつくように」の意味
スポンサーリンク...噛みつくように喚きながら... 
芥川龍之介 「邪宗門」
...噛みつくようにこう云った...
芥川龍之介 「羅生門」
...もしもし……」探偵は送話口に噛みつくように叫んだが...
海野十三 「心臓盗難」
...蠅取苔が人間に噛みつくようになったり...
海野十三 「予報省告示」
...怪しい姿を玄関にいる大きな犬に噛みつくように吠えられて...
田山花袋 「トコヨゴヨミ」
...あの下座へ噛みつくように怒鳴った染丸の態度は悪いと思うな」そう言う松鶴はもう一度さもおかしくてたまらないというように笑い出しながら...
正岡容 「寄席行燈」
...生きた人間にも噛みつくようになったと噂している者があった...
正宗白鳥 「軽井沢にて」
...――大聖寺平への斜面はアイゼンのツァッケが氷雪に噛みつくように素晴らしく利いて...
松濤明 「春の遠山入り」
...「何ですって！ 坊さん！ あの女を、連れ戻してしまうんですって？」婆さんは、噛みつくように、「へえ、そりゃあ、おまはんの気持も読めないわけではないさ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...そうだ？誠 （噛みつくように）人間の生活に必要な物を作り出しているのは勤労者だからです！柴田 しかし...
三好十郎 「廃墟（一幕）」
...不意に真青になってスッと立つ）欣二さん！ あなた！ （欣二の前に行く）誠 （その方をジロリと見てから父に向って噛みつくように）言いますよ...
三好十郎 「廃墟（一幕）」
...これも唱いながら噛みつくように喚（わめ）いた...
室生犀星 「幻影の都市」
...噛みつくように秀之進をにらんだままぎらっと大剣を抜いた...
山本周五郎 「新潮記」
...そう考える方が本当だ」「ばかにするねえッ」噛みつくように呶鳴った伊兵衛...
吉川英治 「江戸三国志」
...そして、ず、ず……と少しずり寄って来たかとおもうと、「やっ、ち、ちくしょう！」と、いきなり牢格子へ、がりっと、噛みつくように、口を当てて来た...
吉川英治 「大岡越前」
...噛みつくように蛮刀を揮ってくる...
吉川英治 「三国志」
...悲鳴を上げて、犬は腹を見せて仆れた、しかし、屈しないのだ、すぐにまた、噛みつくように、山伏の後を追う...
吉川英治 「親鸞」
...噛みつくように唸って来た...
吉川英治 「宮本武蔵」
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