例文・使い方一覧でみる「嘖」の意味


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...黄門は世に賢明の人なりと々(さくさく)す...   黄門は世に賢明の人なりと嘖々すの読み方
芥川龍之介 「大久保湖州」

...恐らくこの女は当時の世評々たる『浮雲』を読んだに違いないが...   恐らくこの女は当時の世評嘖々たる『浮雲』を読んだに違いないがの読み方
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」

...今日々される諸作と比べても決して軒輊(けんち)する処がない...   今日嘖々される諸作と比べても決して軒輊する処がないの読み方
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」

...口を揃(そろ)えて々(さくさく)称讃したが...   口を揃えて嘖々称讃したがの読み方
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」

...時には彼を呵(かせき)し...   時には彼を呵嘖しの読み方
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」

...散々に責め(さいな)んだ挙句...   散々に責め嘖んだ挙句の読み方
橘外男 「棚田裁判長の怪死」

...兒童走卒も尚ほ能く其の名を記憶して々是れを傳唱するのを思へば...   兒童走卒も尚ほ能く其の名を記憶して嘖々是れを傳唱するのを思へばの読み方
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」

...天下到るところに人気(にんき)々(さくさく)たる古今の英雄秀吉も...   天下到るところに人気嘖々たる古今の英雄秀吉もの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...伯父が文名々(さくさく)たる大家ででもあったなら...   伯父が文名嘖々たる大家ででもあったならの読み方
中島敦 「斗南先生」

...彼(かれ)のさういふ意志(いし)は長(なが)い月日(つきひ)の病苦(びやうく)に(さいな)まれて僻(ひが)んだ女房(にようばう)の心(こゝろ)に通(つう)ずる理由(わけ)がなかつた...   彼のさういふ意志は長い月日の病苦に嘖まれて僻んだ女房の心に通ずる理由がなかつたの読み方
長塚節 「土」

...然(しか)しながら彼(かれ)の悲憤(ひふん)に堪(た)へぬ心(こゝろ)が(さいな)まうとするには與吉(よきち)の泣(な)いて止(や)まぬ火傷(やけど)がそれを抑(おさ)へつけた...   然しながら彼の悲憤に堪へぬ心が嘖まうとするには與吉の泣いて止まぬ火傷がそれを抑へつけたの読み方
長塚節 「土」

...全ヨーロッパに々たるものがある...   全ヨーロッパに嘖々たるものがあるの読み方
蜷川新 「天皇」

...すでに文名々(さくさく)たるものがあるのに...   すでに文名嘖々たるものがあるのにの読み方
野村胡堂 「胡堂百話」

...然(しか)も生前現在の身を以てこの呵に当たらざるを得ず...   然も生前現在の身を以てこの呵嘖に当たらざるを得ずの読み方
福沢諭吉 「教育の事」

...ところで先代訥子はその後十年以上も遺憾なく猛優振りを発揮して各劇場に々の好評を博してゐたが...   ところで先代訥子はその後十年以上も遺憾なく猛優振りを発揮して各劇場に嘖々の好評を博してゐたがの読み方
正岡容 「異版 浅草燈籠」

...おもうにそのころ二十七歳のおぼろは漸(ようや)く新進作家として名声々(さくさく)たるものありだしたときだったのだろう...   おもうにそのころ二十七歳のおぼろは漸く新進作家として名声嘖々たるものありだしたときだったのだろうの読み方
正岡容 「我が圓朝研究」

...――浄和尚は僧堂において眠る僧を峻烈に呵したが...   ――浄和尚は僧堂において眠る僧を峻烈に呵嘖したがの読み方
和辻哲郎 「日本精神史研究」

...「悪は必ずしも呵(かしゃく)すべきものでない」...   「悪は必ずしも呵嘖すべきものでない」の読み方
和辻哲郎 「日本精神史研究」

「嘖」の読みかた

「嘖」の書き方・書き順

いろんなフォントで「嘖」

「嘖」の英語の意味


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