...単に嘆美されるのみでなく...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...内外の人士嘆美(たんび)せざるはなき盛運に向いました...
大隈重信 「国民教育の複本位」
......
高村光太郎 「智恵子抄」
...篠原の主人はにこにこして自己(おのれ)を嘆美する皆の話に耳をやっていた...
田中貢太郎 「蛇怨」
...俳諧の理解ある嘆美者クーシュー(Paul-Louis Couchoud)はアメリカ文化と日本文化の対蹠的(たいせきてき)なことを指摘し自分らフランス人はむしろ後者を選ぶべきではないかと言っている...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...われわれはここではただエピキュリアンのこれらの驚くべき偉大なる臆断を嘆美すればよい...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...「あの腰付(こしつき)を御覧なさい」と村での通人(つうじん)仁左衛門さんが嘆美する...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...ビスマルクを嘆美するの熱情をば一転してこの二恩人を嘆美せよ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...既成の新聞への追従・嘆美の態度の告白に外ならないだろう...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...この小さい嘆美者には...
夏目漱石 「明暗」
...おそらく動物としても優勝なるものの資格を嘆美するために用いた言葉ではあるまいか...
新渡戸稲造 「自警録」
...柏は余り上手くない英語で彼女を最上級の形容詞で嘆美して...
松本泰 「日蔭の街」
...あの誇らかな冷静な人々を嘆美します――しかし彼等をうらやましいとは思いません...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...思はず嘆美するやうに声を放つたのであつた...
水野仙子 「散歩」
...それを世間の人間は嘆美崇拝した...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...犬の糞ほどな価値ともみられぬ悪の嘆美時代を呼んできたらしくみえる...
吉川英治 「私本太平記」
...いずれにしても民衆に嘆美の情を起させるほどの卓抜な業績をあげることによって...
和辻哲郎 「鎖国」
...『万葉』の歌が嘆美すべき叙情詩であるに対して...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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