...嘆美でもありません...
モオパッサン 秋田滋訳 「墓」
...それで我々はカント並びにデュ・プレルの開闢論を嘆美はするが...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...単に嘆美されるのみでなく...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...しかし彼においては神の愛を嘆美せし語であるのに...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...「面足」とは、足らざる所なく具るの義にして「阿夜訶志古泥」とは、之を嘆美し、畏敬するの義なり...
高木敏雄 「比較神話学」
...俳諧の理解ある嘆美者クーシュー(Paul-Louis Couchoud)はアメリカ文化と日本文化の対蹠的(たいせきてき)なことを指摘し自分らフランス人はむしろ後者を選ぶべきではないかと言っている...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...今に(およ)んでなお人をして欽仰(きんぎょう)嘆美の情...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...既成の新聞への追従・嘆美の態度の告白に外ならないだろう...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...新聞の問題はここでは既成新聞への追従・嘆美ではなくて...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...無論そう云った批評は主に主観的な感情の本能的な吐露――悪口や又稀には嘆美――に過ぎないから...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...ミルトンとシエクスピヤを嘆美しながらも...
夏目漱石 「点頭録」
...どんなに驚異と嘆美の瞳をみはつたかと言ふことは...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...自分のまわりを眺めたときのあの、畏懼(いく)と、恐怖と、嘆美との感じを、私は決して忘れることはありますまい...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...柏は余り上手くない英語で彼女を最上級の形容詞で嘆美して...
松本泰 「日蔭の街」
...あきらかにかれは求められしたわれ嘆美されているのだ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...嘆美し称揚し嫉妬し...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...それを世間の人間は嘆美崇拝した...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...『万葉』の歌が嘆美すべき叙情詩であるに対して...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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