...しかし彼においては神の愛を嘆美せし語であるのに...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
......
高村光太郎 「智恵子抄」
...ビスマルクを嘆美するの熱情をば一転してこの二恩人を嘆美せよ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...今に(およ)んでなお人をして欽仰(きんぎょう)嘆美の情...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...既成の新聞への追従・嘆美の態度の告白に外ならないだろう...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...新聞の問題はここでは既成新聞への追従・嘆美ではなくて...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...彼の嘆美者はこの笛につられてしゃべり出したり...
戸坂潤 「思想としての文学」
...おそらく動物としても優勝なるものの資格を嘆美するために用いた言葉ではあるまいか...
新渡戸稲造 「自警録」
...自分のまわりを眺めたときのあの、畏懼(いく)と、恐怖と、嘆美との感じを、私は決して忘れることはありますまい...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...鶴村が頻りに嘆美の声を挙げるので...
牧野信一 「眠い一日」
...この花の真目的を嘆美(たんび)するのではなくて...
牧野富太郎 「植物知識」
...あきらかにかれは求められしたわれ嘆美されているのだ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...それを世間の人間は嘆美崇拝した...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...犬の糞ほどな価値ともみられぬ悪の嘆美時代を呼んできたらしくみえる...
吉川英治 「私本太平記」
...いずれにしても民衆に嘆美の情を起させるほどの卓抜な業績をあげることによって...
和辻哲郎 「鎖国」
...「仏」のように清浄な肉の感じを嘆美せずにはいられなかった...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...『万葉』の歌が嘆美すべき叙情詩であるに対して...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...まさしくこの人格に対する嘆美の声なのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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