...嘆息するように言いました...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...如何(いか)にも青年の意久地のないことを私は嘆息するのである...
大隈重信 「政治趣味の涵養」
...印度は今ほど無残な英国の圧迫下にてんでんバラバラな苦しみにも陥らなかったであろうという風なことを嘆息するように言われた...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...と片山さんが嘆息する...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...それをとらええないで、彼は嘆息する...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そういうふうに彼女が静かに嘆息するのを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ただ嘆息するのみで満足している...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...私が「それぢや仏縁が深くてもだめかなー」と嘆息するやうにいへばま顔(がほ)になつて「なにあんた...
中勘助 「銀の匙」
...実に困ったと嘆息するだけで極めて悲観的の結論であります...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...「急に暑苦しくなりましたね」と自分は嘆息するように云った...
夏目漱石 「行人」
...と嘆息するにきまっているからなおおもしろい...
夏目漱石 「三四郎」
...つくづく嘆息するのはよくよくの事です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あたしは負けやしないから」「強いのねえ」とおすえが嘆息するように云った...
山本周五郎 「さぶ」
...時どき嘆息するように「それにしても色が黒いな」と云い云いした...
山本周五郎 「日本婦道記」
...それから嘆息するように「わからないやつだ」と云った...
山本周五郎 「花も刀も」
...六人の評定役も嘆息するばかりであった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...どうも支那というところは分らないと嘆息するのを一度ならず聞いたことがある...
横光利一 「北京と巴里(覚書)」
...絶望的な顔を見あわせて嘆息するのを...
吉川英治 「新書太閤記」
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