...「試合中に一斉に観客から嘆声があがった...
...「演奏中に指揮者から嘆声があがった...
...「ニュースを見て、我が国の現状に対する嘆声があがった...
...「信じられない事件に、人々から嘆声があがった...
...「昨日の失敗に、彼から嘆声があがった...
...ああと嘆声(たんせい)をもらした...
伊藤左千夫 「老獣医」
...嘆声が人混みの中からおこった...
梅崎春生 「幻化」
...「まったくこれは大変ですなあ」と、傍(そば)で茶をのみながら、二人の話に耳を傾けていた竜造寺兵曹長が、感きわまって、嘆声をあげた...
海野十三 「宇宙戦隊」
...なんというのんきな生物だろう)そういった嘆声(たんせい)が...
海野十三 「海底大陸」
...」私は思わず嘆声を発した...
太宰治 「誰」
...嘆声をあげていましたが...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...今度のにはもう弱い失望の嘆声が少し加わったように思われる...
寺田寅彦 「枯菊の影」
...交換手は「七十五番ですからも少し御待ちなさい」とやると失望の嘆声が聞えてやがて「アメリー女皇から英皇へ御話しがしたいのだが」と云った...
寺田寅彦 「話の種」
...もう沢山だという嘆声が...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...まだ財産が足りないというジャックリーヌの嘆声がしばらくして聞かれたほど...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...母の細い嘆声が伴奏していた...
豊島与志雄 「不肖の兄」
...嘆声と共に過去の動詞を使わねばならぬとは...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...思わず嘆声を洩したくらいであった...
久生十蘭 「手紙」
...思わず嘆声をあげた...
吉川英治 「三国志」
...無念泣きや嘆声が一せいに洩れたというのは...
吉川英治 「私本太平記」
...いたずらな嘆声も出せないほど...
吉川英治 「私本太平記」
...筆にも詞(ことば)にも述べ難し――とはその日の有様を書いている当時の筆者の嘆声であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...堀久太郎秀政は、嘆声をあげた...
吉川英治 「新書太閤記」
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