...色々と細かな身嗜みを〔ヨーロッパ〕大陸で見習つてゐて...
アーヴィング 高垣松雄訳 「クリスマス・イーヴ」
...従令文学などの嗜みなしとするも...
伊藤左千夫 「茶の湯の手帳」
...又仏人は彼の有名なるフエルヂナン・レセツプス氏の埃及に入りしより以来を嗜み...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...アルコール類も可なり嗜み...
豊島与志雄 「或る作家の厄日」
...特殊な身嗜みから出発したものであろう...
豊島与志雄 「風俗時評」
...こうは嗜みが出来ないはずと思ったからです...
中里介山 「大菩薩峠」
...小宮さんから「身嗜みがよいね」と褒められたことがある...
中谷宇吉郎 「画業二十年」
...鎌倉時代の水呑百姓が今日の農民の如く文學の教育もあり美術の嗜みもあつたとは思はぬ...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...風流の嗜み深かった義尚将軍のごときは...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...もうすっかり嗜みを忘れてしまった彼は...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...それを『嗜みのある貴婦人ブランシュ』と呼べ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...さうした嗜みに深いといふ風なことが...
牧野信一 「小川の流れ」
...特に馬が嗜み食う藻などであろう...
南方熊楠 「十二支考」
...薄暮の蟹の如くに己れの肢体を嗜み磨いた...
三好達治 「測量船拾遺」
...既に清朝下民の阿片を嗜み...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「嗜み」として和歌を作らせ...
柳田国男 「故郷七十年」
...一通り嗜みとして題詠を練習したことからきているのである...
柳田国男 「故郷七十年」
...嗜みなんどを事細(こま)やかに探り知り...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
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