...たゞ武士の嗜みとして稽古せられた迄である...
會津八一 「音樂に就いて」
...アルコール類も可なり嗜み...
豊島与志雄 「或る作家の厄日」
...既に身嗜みの一つであろう...
豊島与志雄 「風俗時評」
...特殊な身嗜みから出発したものであろう...
豊島与志雄 「風俗時評」
...嗜みのない振舞――言葉)そう思うと...
直木三十五 「南国太平記」
...小宮さんから「身嗜みがよいね」と褒められたことがある...
中谷宇吉郎 「画業二十年」
...鎌倉時代の水呑百姓が今日の農民の如く文學の教育もあり美術の嗜みもあつたとは思はぬ...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...風流の嗜み深かった義尚将軍のごときは...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...専ら自衛の嗜みなりと知る可し...
福沢諭吉 「女大学評論」
...さうした嗜みに深いといふ風なことが...
牧野信一 「小川の流れ」
...江戸時代の算家には和歌や俳句の嗜みがすこぶる行き渡っていたことである...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...御嗜みのほど恐入りました...
三田村鳶魚 「物貰ひの話」
...特に馬が嗜み食う藻などであろう...
南方熊楠 「十二支考」
...以て以前邦人が香の嗜み格別で...
南方熊楠 「十二支考」
...「嗜み」として和歌を作らせ...
柳田国男 「故郷七十年」
...一通り嗜みとして題詠を練習したことからきているのである...
柳田国男 「故郷七十年」
...嗜みなんどを事細(こま)やかに探り知り...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...そして餘り嗜みのない娘達でさへ...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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