...俺は單に知識慾の上からではなく俺の人格上の必要から...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...單に自己だけに就いて云つて見ても...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...「Basic の單語やその甚だ直截な文法に自由になると...
高田力 「ベーシック英語」
...單なる規定ではなく...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...アカイアの族人中の誰よりも誠盡して慇懃に君と睦むを冀ふ』624 卒直なる武人の句として簡單明瞭...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...「いや」と一人が横槍を入れた「これは單なる迷信上の習慣さ」「占ひだよ」――「いや失禮だが...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...單に閣下の内閣に盲從して永く藩閥の奴隷たるに滿足せざる人物亦少なきに非ず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...「怒らねえとも」簡單だ...
長塚節 「芋掘り」
...叔母(をば)さんの方(はう)でもさう單簡(たんかん)に濟(す)まされないんでせう」と何時(いつ)にない世帶染(しよたいじ)みた事(こと)を云(い)つた...
夏目漱石 「門」
...すべてが單調で薄暗いやうなそのあたりの景色が私を倦きさせた...
「修道院の秋」
...事件は決して單純ではあるまいと思ひましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...話は思ひの外簡單に埒(らち)が明きました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いづれも至(いた)つて粗末(そまつ)な簡單(かんたん)な人形(にんぎよう)で...
濱田青陵 「博物館」
...我々の認識にとつて與へられた材料は專ら感覺及び反省から來るところの單純觀念であり...
三木清 「認識論」
...事實といふものは單に意識ではない...
三木清 「歴史哲學」
...無は單に意識に過ぎないのではない...
三木清 「歴史哲學」
...盤景をあつかふやうな簡單な譯に行かなかつたに違ひない...
室生犀星 「京洛日記」
...單調に返す文化作用もつねに必要だ...
吉川英治 「折々の記」
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