...單に自性と見るのみならず救濟の意志と見むことを欲する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...引込の前に歌ふべき單吟(アリア)の華かなるを一つ作り添へ給はでは...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...「單四嫂子(あねえ)...
魯迅 井上紅梅訳 「明日」
...單行本にするつもりであつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...單純なる悲哀の想を鼓吹するに止りしかど...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...而して Basic はその言語組織が簡單であるから諸種の點に於いてその練習には便利である...
高田力 「ベーシック英語」
...簡單な語句を用ゐる所謂英語の慣用的の言ひ表はし方は日本の學生には仲々困難のやうである...
高田力 「ベーシック英語」
...學習の初期に於ける無方針なる單語のインフレーションは戒むべきことである...
高田力 「ベーシック英語」
...疾く單蹄の馬驅りて軍船さして歸り去れ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...單にこれは古い本を編纂して...
内藤湖南 「支那の書目に就いて」
...單に掖邪狗とのみありて...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...苟も文學を以て生命とするものならば單に美といふ丈では滿足が出來ない...
夏目漱石 「鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年」
...資生堂で簡單に夜食...
南部修太郎 「日曜日から日曜日まで」
...ひどく簡單に答へました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...簡單な遊戯である鞦韆につき...
原勝郎 「鞦韆考」
...ローレンツはその三百年單位説の支持をドイツの文學史に於て...
三木清 「歴史哲學」
...けれどもここになほ次のことを簡單に附け加へておかなければならないであらう...
三木清 「歴史哲學」
...單に彼(かの)海録に見えてゐる如く...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
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