...單に民族を愛する自然的衝動が存在すると云ふ事實によつては何の答へられるところもない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...梅と新坊に單衣を買つて來て下すつて...
石川啄木 「鳥影」
...簡單に相手と自分との相違を宣言して...
石川啄木 「病室より」
...單(たん)に石器時代(せききじだい)の遺物(ゐぶつ)にのみ...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...Basic は決して850語の單なる list に止まるものではないのである...
高田力 「ベーシック英語」
...之は簡單な走り書きで...
高濱虚子 「續俳諧師」
...單に特殊的なものであるか...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...單に國内的なものばかりではなかつただらう...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...單身足の輕きを覺ゆ...
長塚節 「草津行」
...六間二尺の竿は簡單に出來ました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...唯簡單な情事(いろごと)で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...リズムとは單なる「感じ」を言ふのでなく...
萩原朔太郎 「青猫」
...單に思想上から生れた信念ではなくして...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...この場合生者の魂ひは單に死者の魂ひの後方への延長に過ぎぬ觀があり...
波多野精一 「時と永遠」
...吾々はこの現實の事態より抽象して單純にひたすらに外へと伸びる力だけを表象することは出來る...
波多野精一 「時と永遠」
...從つて存在としての歴史は事實としての歴史の單なる「反映」であるとか...
三木清 「歴史哲學」
...單に個人のみでない...
三木清 「歴史哲學」
...斯の酒のうまみは單に味覺を與へるだけでなく...
若山牧水 「樹木とその葉」
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